名前
x_init - クロスオーバーデータベースの初期化
概要
x_init -I
記述
x_init の目的はすべての調べられる航海についてのすべてのク
ロスオーバー情報を持つことになる2つのキーファイルを作るこ
とです。これらのファイルは xx_base.b および xx_legs.b と呼
ばれ、各クロスオーバーのデータと各レグの合計をそれぞれ含み
ます。 x_init はこれらの2つのファイルをカレントディレクト
リに作り、 xx_base.b については次のレコード番号として 1 を
ファイルヘッダに書き出します。注意! カレントディレクトリに
ある同名の以前のファイルは消去されるので、注意して使ってく
ださい。
-I 初期化を発効させるためになければなりません。
どちらのファイルもバイナリでレコードの長さは固定されていま
す。ファイルのフォーマットは次のようになります:
xx_base.b:
レコードの長さ = 40 バイト
レコード # 1: ファイルヘッダ
レコード # 2: 組のヘッダ
次の n レコード: クロスオーバー構成
レコード # n+3: 組のヘッダ等
ファイルヘッダは 40 バイトの文字列で最後の 10 バイ
トにはファイルの最後のレコードのレコード番号が含ま
れます。組のヘッダは 40 バイトの文字列で当の2つのレ
グの名前とそれらの間に生じた COE の数が含まれます。
クロスオーバー構成には1つの COE についてのすべての
情報、緯度, 経度, レグに沿った時刻, クロスオーバー
ポイントにおける重力, 地磁気, 水深の値, トラック #1
の向き, トラック #2 の向きが含まれます。フォーマッ
トの詳細はプログラムリスティングを参照してください。
このファイルは新しいデータがファイルの終りに付加さ
れるという点で連続です。
xx_legs.b:
レコードの長さ = 204 バイト
各レコードにはチェックされた各レグの完全な情報が含
まれます。レグ構成には航海の年, 重力, 地磁気, 水深
についての内部/外部の COE の数, それらの平均と標準
偏差, 最適な回帰直線, すなわち時刻/誤差のデータ点か
ら計算したDCシフトとドリフト率といったフィールドが
含まれます。レコードフォーマットの完全な記述はプロ
グラムリスティングを参照してください。
関連事項
gmt(l), x_system(l)
参考文献
Wessel, P. XOVER: A Cross-over Error Detector for Track
Data, Computers & Geosciences, 15, 333-346.
15 Oct 2001 x_init(l)
Man(1) output converted with
man2html