名前
x_list - データベースからクロスオーバー情報を抽出します
概要
x_list [ leg1 ] [ leg2 ] [ -dataflags ] [
-Rwest/east/south/north ] [ -Xxbase ] [ -H ] [ -I ] [ -V ]
[ -Ccorrfile ] [ -Zignorefile ]
記述
x_list はユーザが xx_base.b と xx_legs.b ファイルから情報
を抽出できるようにします。いくつかのオプションをコマンドラ
イン上で渡して抽出するパラメータを指定することができます。
それらは以下の通りです:
leg1 leg2
2つのレグを指定したとき、それらが共有するクロスオー
バーが返されます。1つのレグを指定したとき、このレグ
が関与するすべての外部クロスオーバーが返されるか、
-I を選択するとその内部のクロスオーバーだけが返され
ます。レグを与えないときは、すべての外部 (または -I
で内部) クロスオーバーが返されます。このプログラム
は例えば特定のレグの重力の COE と港からの時間の関係
を知りたいときなどに有用です。
-dataflags
これは以下の任意の組合せの文字列です:
l は両方のレグ名を挙げることを意味します。
t は時刻を挙げることを意味します。
x は経度を挙げることを意味します。
y は緯度を挙げることを意味します。
g は重力の COE を挙げることを意味します。
m は地磁気の COE を挙げることを意味します。
b は水深の COE を挙げることを意味します。
G はクロスオーバーでの平均重力を挙げること
を意味します。
M はクロスオーバーでの平均地磁気を挙げるこ
とを意味します。
B はクロスオーバーでの平均水深を挙げること
を意味します。
h はクロスオーバーでの船首方向を挙げること
を意味します。
要素は dataflags に現れる順序で出力されます。デフォ
ルトの出力は -txygmbGMBhl です。内部 COE を要求し
たときは、報告される時刻は船が最初にクロスオーバー
ポイントに達してからの経過時間になります。外部 COE
については時刻はその年の始まりからの秒数になります。
-R 指定した領域 west, east, south, north の内部のクロ
スオーバーだけを返します [デフォルトは世界]。
-X 代わりの xx_base.b ファイルを指定します。
-H 出力に1行のヘッダレコードを与えます。
-I 内部 COE を報告します [デフォルトは外部 COE]。
-C データにクロスオーバー補正を適用します (すなわち両
レグに最適な補正を適用した後にクロスオーバー値を報
告します)。 corrfile が与えられないときは、デフォル
ト補正ファイルが仮定されます。
-Z ignorefile に現れるレグを無視します。
-V 冗長モードで実行します。
関連事項
gmt(l), x_system(l)
参考文献
Wessel, P. XOVER: A Cross-over Error Detector for Track
Data, Computers & Geosciences, 15, 333-346.
15 Oct 2001 x_list(l)
Man(1) output converted with
man2html