X2SYS_DATALIST

名前
書式
説明
オプション

関連事項

名前

x2sys_datalist − アスキー又はバイナリファイルの汎用データ抽出プログラム

書式

x2sys_datalist track(s) −TTAG [ −Fname1,name2,... ] [ −H[i][nrec] ] [ −Rwest/east/south/north[r] ] [ −S ] [ −V ] [ −bo[s|S|d|D][ncol] ]

説明

x2sys_datalist は 1 つ以上のファイルを読み込みアスキー[又はバイナリ]テ ーブルを作る。ファイルはどのフォーマットでも良いが、 −T オプションで 記 述 されて渡されなければならない。出力を地理的な領域に制限することや、複 数のファイルからの出力を複数のセグメントのヘッダで区切ることができる 。 名 前を挙げられたデータフィールドだけが出力される[デフォルトは全ての列] 。

tracks

1 つ以上のバイナリ又はアスキーデータファイル。名前の 一 覧 を与えるには ‘cat tracks.lis‘ を使うこと。名前に拡張子が無い ときはこの TAG に合う拡張子を付け加える。航跡ファイルは最初にカ レ ン ト デ ィ レ ク ト リ 、 次 に( も し 存 在 す れ ば) $X2SYS_HOME/TAG_paths.txt に挙げられた全てのディレクトリから 探 さ れ る [ $X2SYS_HOME が 設 定されていなければデフォルトで $GMTHOME/share/x2sys になる]。

−T

他のものの中から定義するためのファイルを設定するデータセ ッ ト TAG を設定する。

オプション

オプションフラグとそれに付属する引き数の間にスペースを入れないこと。

−F

定義ファイルに定義されたコンマ区切りの列の名前の一覧を与え る[デフォルトは全てのデータ列]。

−H

入力ファイルにヘッダ行がある時に使う。 ヘ ッ ダ 行 の 数 は .gmtdefaults4 ファイルを編集することにより変更できる。このオプ ションが使われた場合、 GMT のデフォルトではヘッダ行は 1 行で あ る。入力データだけにヘッダ行が必要な場合は −Hi を使うこと [デフ ォルトでは入力データにヘッダ行があればそれも出力される]。

−M

各航跡からのデータの間に複数セグメントヘッダを出力する。 こ の オプションは入力ファイルに関することを示すわけではないので注 意。そのような情報はシステムタグ( −T )によって与えられる。

−S

全てのデータ列が NaN である出力行を抑止する[デフォルトで は 全ての行を出力する]。

−V

冗長モードを選択する。標準エラー出力に経過報告を送る[デフォ ルトでは「黙って」実行する]。

−bo

バイナリ出力を選択する。単精度に対しては s を付けること[デ フ ォルトは d (倍精度)]。大文字の S (又は D) にするとバイトスワ ップを行う。随意で、必要なバイナリ出力ファイルの列数 ncol を 付 けること。

タ グ MGG により認識される古い形式の MGG サプリメントファイル c2104.gmt から全てのデータを抽出する。

x2sys_datalist c2104.gmt −Tmgg > myfile

ファイル tracks.lis に挙げられタグ TRK により定義された全てのファイルを 用 いて、経度、緯度及び水深の入力を blockmean 及び surface 用に指定され た領域の内側だけバイナリで出力する。

x2sys_datalist ‘cat tracks.lis‘ −TTRK −Flon,lat,depth −R-40/-30/25/35 −bo > alltopo.xyz

関連事項

blockmean(l), GMT(l), surface(l), x2sys_cross(l)