SAMPLE1D

名前
書式
説明
オプション
アスキー形式の精度

関連項目

名前

sample1d − 1 次元のデータセットの再サンプルをする

書式

sample1d infile [ −Fl|a|c ] [ −H[i][nrec] ] [ −Ixinc ] [ −M[i|o][flag] ] [ −Nknotfile ] [ −Sxstart ] [ −Tx_col] [ −V ] [ −b[i|o][s|S|d|D][ncol] ] [ −f[i|o]colinfo ]

説明

sample1d は複数列のアスキー[又はバイナリ]のデータセットをファイル[又は 標準入力]から読んで、ユーザが値を必要とする位置で時系列/プロファイル を 再 サンプルする。ユーザは独立の(単調に増加又は減少する)変数の列の番号を 与えなければならない。等間隔または任意の位置でのサンプリングが可能で あ る 。全ての列が新しいサンプリング間隔に基づいて再サンプルされる。いくつ かの内挿スキームを利用できる。入力データの範囲外への外挿はサポートさ れ ていない。

infile

これは複数列のアスキー[又はバイナリ、 −b 参照]ファイル で、独立変数の列を 1 つ持っていて(単調に増加/減少していなければ ならない)、その他の列には様々なデータの値が入っているものである 。ファイルが与えられないときは、 sample1d は標準入力から読み 込 む。

オプション

オプションフラグとそれに付属する引き数の間にスペースを入れないこと。

−F

l (線形)、 a (秋間スプライン)、 c (自然 3 次スプライン)の中 から選ぶこと [デフォルトは −Fa ]。デフォルトの内挿法は変更す る ことができる。

−H

入 力 フ ァ イルにヘッダ行がある時に使う。ヘッダ行の数は .gmtdefaults4 ファイルを編集することにより変更できる。このオ プ シ ョンが使われた場合、 GMT のデフォルトではヘッダ行は 1 行であ る。入力データだけにヘッダ行が必要な場合は −Hi を使うこと [デフ ォルトでは入力データにヘッダ行があればそれも出力される]。

−I

xinc はサンプリング間隔を定義する [デフォルトは infile の最 初の位置と次の位置の間隔]。

−M

複数のセグメントからなるファイルであることを意味する。セ グ メントは flag で始まる行で区切られる [デフォルトは ’>’ ]。

−N

knotfile はオプションのアスキーファイルで、最初の列にデータ セットを再サンプルする x の位置が含まれる。

−S

等間隔サンプリングに対して、 xstart は最初の出力の位置を 指 定 する [デフォルトは infile の範囲内における xinc の偶数倍の最 小値]。

−T

独立変数の列番号を設定する[デフォルトは 0 (最初)]。

−V

冗長モードを選択する。標準エラー出力に経過報告を送る[デフォ ルトでは「黙って」実行する]。

−bi

バイナリ入力を選択する。単精度に対しては s を付けること [ デフォルトは d (倍精度)]。大文字の S (又は D) にするとバイト ス ワ ップを行う。随意で、バイナリファイルの列数がこのプログラムで 必要な列数を越えるときは、バイナリファイルの列数 ncol を付け る こと [デフォルトは 2 (又は −T が示す最小の列数)]。

−bo

バイナリ出力を選択する。単精度に対しては s を付けること [ デフォルトは d (倍精度)]。大文字の S (又は D) にするとバイト ス ワ ップを行う。随意で、バイナリ出力ファイルの必要な列数 ncol を 付けること [デフォルトは入力と同じ]。

−f

入出力列の特殊フォーマットを使う(時間又は地 理 デ ー タ) 。 i(nput) 又は o(utput) を指定すること [デフォルトでは入力と出力 の両方]。コンマ区切りで 1 列以上(又は列の範囲)を与えること。 各 列 又 は 列 の範囲の項目に対して T (絶対暦時刻)、 t (選択された TIME_EPOCH に対する相対時間)、 x (経度)、 y (緯度)、 f ( 小 数) の いずれかを付けること。 −f[i|o]g−f[i|o]0x,1y (地理座標)の 省略形である。

アスキー形式の精度

数値データのアスキー出力形式は .gmtdefaults4 ファイルのパラメータによっ て 決まる。緯度経度は OUTPUT_DEGREE_FORMAT に従ってフォーマットされ、一 方、他の値は D_FORMAT に従ってフォーマットされる。フォーマットの結果 と し て出力の精度が落ちて、その先の処理に影響する可能性があることに注意す ること。十分な精度で出力されていないと思ったら、バイナリ出力に変更する( も し使えるなら −bo とする)か、 D_FORMAT の設定を用いてより多くの桁数を 指定すること。

(時刻,距離,重力,地磁気,水深)という行を含むファイル profiles.tdgmb を 秋 間スプラインを用いて 1km 間隔に再サンプルする。

sample1d profiles.tdgmb −I1 −Fa −T1 > profiles_equi_d.tdgmb

フ ァイル depths.dt を内挿に3次スプラインを用いて、ファイル grav_pos.dg にリストされている位置で再サンプルする。

sample1d depths.dt −Ngrav_pos.dg −Fc > new_depths.dt

関連項目

GMT(l), filter1d(l)