ROTCONVERTER

名前
書式
説明
オプション

関連項目

名前

rotconverter − 有限及びステージ回転を加工する

書式

rotconverter [ +|- ] rotA [ +|- rotB ] [ +|- rotC ] ... [ −C[a|t]] [ −D ] [ −Fin/out ] [ −N ] [ −S ] [ −T ] [ −V ]

説明

rotconverter は与えられたファイルに保存されている 1 つ以上のプレート 運 動 モデル(回転)を読み込む。複数のプレート運動モデルが与えられたときはそ の並べられた順番に足したり引いたりする。負の符号は最初に回転を転置し て から前の回転に足すことを意味する。入力ファイルは全て同じタイプ(ステージ 極又は有限回転)でなければならないが希望する出力フォーマットとは違ってい て も良い( −F 参照)。ファイルを開けないときはそのファイル名をパラメータ がスラッシュで区切られた単一の回転として解読しようとする。
オプションフラグとそれに付属する引き数の間にスペースを入れないこと。 オ プションフラグには大文字を使い、その付属コードには小文字を使うこと。

rotX

プレート運動モデルのファイル名。複数のファイル名は希望す る演算子( + 又は - )で区切ること。一番最初のファイルは転置を 意 味 する負号を前に付けることもできる。指定された回転モデルのいず れかがファイルとして開けないときは、そのファイル名をコマンド ラ イ ン上で与えられた単一の回転 lon/lat/tstart[/tstop]/angle とし て解読しようとする。引き数 tstop はステージ極にのみ必要である。 時間情報の無い有限回転に対しては lon/lat/angle のみ与えること。

オプション

−C

いくつかの列を識別するためのヘッダ行を書き出す[デフォルトで は ヘッダ行無し]。拡大角度を示すには a を、拡大率[デフォルト]を 示すには t を付けること。

−D

経度を -180/+180 の範囲を使って報告する[デフォルトは 0/360 ]。

−F

回転の入力及び出力の両方のフォーマットを指定する。 in 及び out フラグは有限又はステージ回転に対してそれぞれ f 又は s と し な ければならない。 −F が設定されたときは両方とも指定しなければ ならないので注意 [デフォルトは −Fff (入力と出力の両方とも有限回 転)]。

−N

全ての出力極を北半球に置く[デフォルトでは正の回転角度を報告 する]。

−S

全ての出力極を南半球に置く[デフォルトでは正の回転角度を報告 する]。

−T

最終結果を転置する。すなわち回転角度の符号を変える。

−V

冗長オプション。抽出された回転の統計的情報を報告する[デフォ ルトは沈黙]。

ファイル model_finite.APM の有限回転をステージ極に変換する。

rotconverter model_finite.APM −Ffs > model_stages.APM

固定された太平洋プレートに対するナスカプレートの運動を太平洋ホットス ポ ット参照モデル DC85_stages.d に加えることにより太平洋ホットスポットに対 するナスカプレートの運動を求めて、北半球の有限復元極として結果を報告 す る。

rotconverter DC85_stages.APM + Pac_Naz_stages.RPM −N −Fsf > Naz_HS_finite.APM

最終的な回転 ROT(150.1, 70.5, -20.3) 及び ROT (145.0, 40.0, 11.4) を 足 す。

rotconverter 150.1/70.5/-20.3 + 145/40/11.4

これは 157.32, -80.44, 11.97 を出力する。

関連項目

backtracker(l), hotspotter(l), originator(l)