PSXYZ

名前
書式
説明
オプション

バグ
関連事項

名前

psxyz − 3 次元で線、多角形、記号を描画する

書式

psxyz files −Jparameters −Jz|Zparameters −Rwest/east/south/north[/zmin/zmax][r] [ −B[p|s]parameters ] [ −Ccptfile ] [ −Eazimuth/elevation ] [ −Gfill ] [ −H[i][nrec] ] [ −K ] [ −L ] [ −M[flag] ] [ −N ] [ −O ] [ −P ] [ −Q ] [ −S[symbol][size] ] [ −U[/dx/dy/][label] ] [ −V ] [ −W[pen] ] [ −X[a|c|r][x-shift[u]] ] [ −Y[a|c|r][y-shift[u]] ] [ −Zzlevel ] [ −:[i|o] ] [ −ccopies ] [ −bi[s|S|d|D][ncol] ] [ −fcolinfo ]

説明

psxyz は (x,y,z) の組を files [または標準出力]から読んで、地図上のその 位置に 3 次元で線、多角形、記号を描画する PostScript コードを出力する。 記 号を選択してその大きさを与えなければ、 psxyz は入力データの 4 列目を 記号の大きさであると解釈する。 size が <= 0 の記号は無視される。記号 を 指 定しないときには、記号コード(下の −S を参照)が入力の最後の列に存在し ていなければならない。複数セグメントのファイルは −M オプションを用い て 描 画することができる。記号を選択しないときは、代わりにデータ点を結ぶ線 が描かれる。閉じた多角形にすることを明示するには −L を用いること。塗 り つ ぶしは −G で選択すること。 −G を設定したときは、 −W により多角形の輪 郭を引くか否かを決めること。記号を選択したときは、 −G−W を用いて そ れ ぞれ塗りつぶしと輪郭の有無を決めること。 PostScript コードは標準出力 に書き出される。

files

1 つ以上のファイル名を列挙すること。ファイルが与えられな いときは、 psxyz は標準入力を読み込む。

−J

地図の図法を選択する。尺度は UNIT/degree 、1:xxxxx 、又は UNIT 単位の幅 (オプションを大文字にする) で あ る 。 UNIT は .gmtdefaults4 で設定された MEASURE_UNIT によって cm 、インチ、 又は m になるが、 c, i, m を scale/width の値に付けることによっ て 、コマンドライン上で上書き変更することができる。地図の高さ、 最大の大きさ、最小の大きさを指定するには、それぞれ h, +, - を width に付けること。

詳細は psbasemap の man ページを参照すること。

円筒図法:

−Jclon0/lat0/scale (カッシーニ図法)
−Jj
lon0/scale (ミラー図法)
−Jm
scale (メルカトル図法 - 投影中心はグリニッジ子午線と赤道)
−Jm
lon0/lat0/scale ( メルカトル図法 - 中心子午線と標準緯度を設 定)
−Joa
lon0/lat0/azimuth/scale (斜めメルカトル図法 - 投影中心と 方 位角を設定)
−Job
lon0/lat0/lon1/lat1/scale (斜めメルカトル図法 - 2 点を設定)
−Joc
lon0/lat0/lonp/latp/scale (斜めメルカトル図法 - 中心点と 極 を設定)
−Jq
lon0/scale (等距円筒図法 (Plate Carree))
−Jt
lon0/scale (TM - 横メルカトル図法、赤道は y = 0)
−Jt
lon0/lat0/scale (TM - 横メルカトル図法、原点を設定)
−Ju
zone/scale (UTM - ユニバーサル横メルカトル図法)
−Jy
lon0/lats/scale (基本円筒図法)

方位図法:

−Jalon0/lat0/scale (ランベルト正積方位図法)
−Je
lon0/lat0/scale (正距方位図法)
−Jf
lon0/lat0/horizon/scale (心射図法)
−Jg
lon0/lat0/scale (正射図法)
−Js
lon0/lat0/[slat/]scale (一般平射図法)

円錐図法:

−Jblon0/lat0/lat1/lat2/scale (アルベルス正積円錐図法)
−Jd
lon0/lat0/lat1/lat2/scale (正距円錐図法)
−Jl
lon0/lat0/lat1/lat2/scale (ランベルト正角円錐図法)

様々な図法:

−Jhlon0/scale (ハンメル図法)
−Ji
lon0/scale (正弦曲線図法=サンソン図法)
−Jk
[f|s]lon0/scale (エッケルト IV (f) 及び VI (s) 図法)
−Jn
lon0/scale (ロビンソン図法)
−Jr
lon0/scale (ヴィンケル第 3 式図法)
−Jv
lon0/scale (ファン・デア・グリンテン図法)
−Jw
lon0/scale (モルワイデ図法)

非地理的図法:

−Jp[a]scale[/origin][r|z] (極座標 (theta,r))
−Jx
x-scale[d|l|ppow|t|T][/y-scale[d|l|ppow|t|T]] (線形、対数、 指数スケーリング)

−Jz

鉛直方向のスケールを設定する (3 次元地図用)。設定 方 法 は −Jx と同じ。

−R

xmin, xmax, ymin, ymax は対象とする領域を指定する。地理的領 域に対しては、これらの境界は西、東、南、北に対応し、小数値を 含 む度又は [+-]dd:mm[:ss.xxx][W|E|S|N] のフォーマットで指定できる 。東西南北の代わりに地図座標の左下と右上を使うときは r を付ける こ と 。 2 つの略号 −Rg −Rd は全球領域(それぞれ経度 0/360 又は -180/+180 と緯度 -90/+90 )を表す。暦時間座標系に対しては相対 時 間(選択された TIME_EPOCH に対して相対的で、選択された TIME_UNIT を単位とする。 t−JX|x に付けること)又は [date]T[clock] 形式 の絶対時刻(T−JX|x に付けること)のどちらかを与えることができ る。少なくとも dateclock のどちらかが存在していなければなら ない。 T は常に必要である。 date の文字列は [-]yyyy[-mm[-dd]] ( グレゴリオ暦)又は yyyy[-Www[-d]] (ISO 週暦)の形式でなければなら ない。 clock の文字列は hh:mm:ss[.xxx] の形式でなければならない 。区切り文字を利用する場合にはその型と位置が指定どおりでなけ れ ばならない(ただし入出力と描画フォーマットは変更可能である)。

オプション

オプションフラグとそれに付属する引き数の間にスペースを入れないこと。

−B

地 図 の 枠 の 目 盛とケバの間隔を設定する。全ての詳細は psbasemap の man ページを参照すること。

−C

カラーパレットファイルを与える。 −S と一緒に使うと、記号 の 色は 4 列目の z の値により決定される。追加の情報は 1 列づつ付け 足されていく (記号の大きさは 4 列目ではなく 5 列目等)。 −S を設 定 しないときは、 psxy はユーザが複数セグメントの線又は多角形の ファイルを与えていると見なし( −M が必要)、各複数セグメントの ヘ ッダで −Zval の文字列を探す。この val は cpt ファイル経由で線又 は( −L が設定されていれば)多角形の色を制御する。

−E

視点の方位角と仰角を設定する [180/90] 。

−G

記号を塗りつぶす色や多角形を塗りつぶす色又は模様を選択する[ デフォルトでは塗りつぶさない]。

グ レ ー ス ケール (0−255)、カラー(r/g/b, それぞれ範囲は 0−255; h-s-v, 範囲は 0−360, 0−1, 0−1; c/m/y/k, それぞれ範囲は 0−100%; 有効なカラー名)を指定すること。代わりに、 −Gpdpi/pattern 、ただ し pattern には用意された模様 (1-90) 又は Sun の 1, 8, 24 ビ ッ トのラスタファイルの名前を与えることもできる。 dpi には画像の解 像度を設定すること。 1 ビットのラスタについては −GP を使うと 反 転画像になる。前景や背景の色を指定するには :Fcolor[B[color]] を 付けること (透明にするには color = - とする)。個々の模様に関 す る 情報については GMT テクニカルリファレンス & クックブックの付 録 E を参照すること。
−M
を選択しているときは、 psxyz は全てのサブヘッダより下の部 分 で −G 及び −W の文字列を探索して見つけた全ての値についてコマン ドラインの設定を上書きするので注意すること。

−H

入力ファイルにヘッダ行がある時に使う。 ヘ ッ ダ 行 の 数 は .gmtdefaults4 ファイルを編集することにより変更できる。このオプ ションが使われた場合、 GMT のデフォルトではヘッダ行は 1 行で あ る。入力データだけにヘッダ行が必要な場合は −Hi を使うこと [デフ ォルトでは入力データにヘッダ行があればそれも出力される]。

−K

さらに PostScript コードが後に続くときに使用する [デフォ ル トでは描画システムを終了する]。

−L

閉じた多角形にする。線分の端の点を結んで多角形を描く。

−M

複数のセグメントからなるファイルであることを意味する。セグ メントは flag で始まる行で区切られる [デフォルトは ’>’ ]。

−N

地図の枠からはみ出す記号を省略しない[デフォルトでは枠内の点 のみ描画する]。

−O

上書き描画モードを選択する [デフォルトでは新しい描画システ ムに初期化する]。

−P

縦置き描画モードを選択する [ GMT のデフォルトは横置きである 。これを変更するには gmtdefaults を参照すること]。

−Q

視点からの距離に基づいた項目の自動並べ替えをしないようにす る。デフォルトでは前景の項目が背景の項目の次に描画されるよう に 並べ替えられる。

−S

記号を描画する。 size は( c, i, m, p が付加されない限り) .gmtdefaults4 で設定された単位による記号の大きさになる。記号 の コ ード(下を参照)が与えられないときは入力データの最後列から読ま れるが、これは −b と共に使うことはできない。随意で c, i, m, p を 付けて、入力データによる記号の大きさの値がそれぞれ cm 、イン チ、メートル、ポイントのいずれであるかを示すことができる [デ フ ォルトは MEASURE_UNIT]。 A, C, D, G, H, I, N, S, T は与えられた 大きさの円と同じ面積を持つように規格化されており、一方対応す る 小 文字の記号は全て円に内接するようになっている。以下の記号のコ ードの中から選ぶこと。

−S-

x-ダッシュ。 size は短い水平(x-方向)の線分の長さ。

−Sa

星( star )。 size は外接する円の直径。

−Sb

base から y まで伸びる棒( bar )。 size は棒の幅。 size が x と同じ単位のときは u を付けること [デフォルトでは図上の長さの 単位]。デフォルトでは base = 0 。この値を変えるときは bbase を 付けること。

−Sc

円( circle )。 size は円の直径。

−Sd

菱形( diamond )。 size は外接する円の直径。

−Se

楕円( ellipse )。方向(水平から反時計回りの角度)、長軸の長 さ、短軸の長さが 4, 5, 6 列目になければならない。

−SE

方向の代わりに方位(北から時計回りの角度)を与える他 は −Se と 同じ。方位は選んだ図法に基づいた角度になる( −Se では方向は不 変)。さらに、軸の長さは図上の単位ではなく km で与えなければなら な い。ただし線形図法において −R と同じ単位で楕円の軸を与えた場 合にはこの限りではない。

−Sf

前線( front )。 −Sfgap/size[dir][type][:offset] 。記号間の 隙間の距離と記号の大きさを与えること。 gap が負のときは、代わり に前線に沿ってその数だけ記号を描画するという意味に解釈される 。 記 号を前線の左側( left )又は右側( right )に描画するには dir を 付けること [デフォルトは中心]。箱( box )、円( circle )、 断 層( fault )、横ずれ断層( slip )、三角( triangle )のうちいずれの記号 を描画するか指定するには type を付けること[デフォルトは断層] 。 横ずれ断層とは、左横ずれまたは右横ずれの矢印のことである(中央は オプションに無い)。前線の開始点から最初の記号の位置までのずれを 指定するには offset を指定すること[ 0 ]。

−Sg

八角形( octagon )。 size は外接する円の直径。

−Sh

六角形( hexagon )。 size は外接する円の直径。

−Si

逆三角形( inverted triangle )。 size は外接する円の直径。

−Sj

回転した長方形。方向(水平から反時計回りの角度)、 x 方向の 長さ、 y 方向の長さが 4, 5, 6 列目になければならない。

−SJ

方向の代わりに方位(北から時計回りの角度)を与える他 は −Sj と 同じ。方位は選んだ図法に基づいた角度になる( −Sj では方向は不 変)。さらに、軸の長さは図上の単位ではなく km で与えなければなら な い。ただし −R と同じ単位で楕円の軸を与えた線形図法ではこの限 りではない。

−Sk

カスタム記号( kustom symbol )。 <name>/size を付ける と 、 <name>.def という定義ファイルを (1) カレントディレクトリ、 (2) ~/.gmt 又は (3) $GMTHOME/share/custom の中から探す。そのファ イ ルで定義された記号はデフォルトで大きさ 1.0 になる。記号の大きさ は付加された size に応じてスケールされる。記号は x-y 平面に描画 さ れ る 。 ユーザは独自のカスタム *.def ファイルを追加できる。 psxy の man ページの「カスタム記号」を参照。

−Sl

文字( letter )あるいは文字列( 64 字以内)。大きさを与え、そ の後に /string を付けること。大きさはおよそなので注意。文字毎に 個別にはスケールされない。 * のような特別な文字は避けること。随 意で %font を付けて特定のフォントを選択することができる [デフォ ルトは ANNOT_FONT_PRIMARY ]。

−Sn

五角形( pentagon )。 size は外接する円の直径。

−So

base から z まで伸びる 3 次元の柱( column )。 size はベ ー ス の幅(同じでないときは xsize/ysize を使うこと)。 size が x と 同じ単位のときは u を付けること [デフォルトでは図上の長さ の 単 位] 。デフォルトでは base = 0 。この値を変えるときは bbase を付 けること。柱面の色は擬似的な影によって変化する。このような 3 次 元の陰影を無効にするには −SO を使うこと。

−Sp

点( point )。大きさを指定する必要は無い。

−Sq

説明付きの線( quoted line )、すなわち等値線のような目盛付 きの線。個々の線は一定の高さ z にあると仮定される(すなわち、 そ れ ぞ れ の 線 は x-y 平 面 上 に な け れ ば な ら な い)。 [d|f|n|l|x]info[:labelinfo] を付けること。この記述により説明 付 きの線に沿ったラベルの配置を制御する。以下の 5 通りの制御アルゴ リズムの中から選ぶこと。

ddist[c|i|m|p] 又は Ddist[d|e|k|m|n]

小文字の d は描画上のラベルの間隔を c (cm), i (イン チ), m (メートル), p (ポイント)のいずれかの単位によって示すも のである。一方、大文字の De (m), k (km), m (マイル), n (海里), d (度)のいずれかの地図上の単位によって示すもの である[デフォルトは 10c 又は 4i ]。

fffile.d

アスキーファイル ffile.d を読んで説明付きの線に沿った 位 置に合うファイルの位置にラベルを配置する。不正確な位置や 領域外の点は飛ばされる。

l|Lline1[,line2,...]

1 つ以上のコンマで区切られた直線セグメントの start ( 開 始) と stop (終了)の座標を与える。これらの線が説明付きの 線と交差する位置にラベルは配置される。それぞれの line の フ ォーマットは start/stop であり、 startstop は特定 の点 lon/lat (経度/緯度)又は pstext で地図上の点を示すの に 使われる [LCR][BMT] で与えられる 2 文字の XY のキーの いずれかである。 L は点の組を大円として解釈する[デフォル トは直線]。

nn_label

説 明付きの線に対する等距離なラベルの数を指定する[ 1 ]。 大文字の N は線の開始点ちょうどからラベルの配置を開始 す る[ デフォルトでは線の中央に配置する]。 N-1 は説明付きの 線の開始点にラベルを配置し、一方 N+1 は説明付きの線の 終 了点にラベルを配置する。随意で /min_dist[c|i|m|p] を付け ると連続するラベルの最小間隔が保たれる。

x|Xxfile.d

複数セグメントファイル xfile.d を読んで説明付き の 線 と xfile.d の線の交差点にラベルを配置する。 X にすると最初 に大円に沿って線をサンプルし直す。

オプションの labelinfo はラベルの書式を制御するためのもので、 制 御のための記述を結合した以下の文字列で構成される。

+aangle

目盛の角度を固定する。 +an とすると線に垂直に、 +ap とす ると線に平行[デフォルト]になる。

+cdx[/dy]

ラベルとオプションのテキストボックスの間の間隔を設定する 。 c|i|m|p を付けて単位を指定するか、 % を付けてラベルの フォントサイズ [15%] のパーセンテージを指定することが で きる。

+ffont

希 望 す る フ ォ ントを設定する[デフォルトは ANNOT_FONT_PRIMARY]。

+g[color]

不透明なテキストボックスを選ぶ[デフォルトは透明]。随意で 色を指定できる[デフォルトは PAGE_COLOR]。

+jjust

ラベルの位置を設定する[デフォルトは CM]。

+kcolor

テ キ ス ト ラ ベ ル の 色 を 設 定 す る[ デ フォルトは COLOR_BACKGROUND ]。

+llabel

一定のラベルテキストを設定する。

+Lflag

以下の指定されたフラグによるラベルテキストを設定 する。

+Lh

現在の複数セグメントのヘッダからラベルを採用 する (セグメントフラグに続く最初の単語を使わない と きは、最初に埋め込まれた −Llabel オプションか ら読み取られる)。

+Ld

線に沿ったカルテジアン座標上の距離をラベルに 用いる。単位として c|i|m|p を付けること[デフォル トは MEASURE_UNIT ]。

+LD

実際の地図上の距離を計算する。単 位 と し て d|e|k|m|n を付けること [デフォルトはラベルの配置 がそのアルゴリズムで指定されたのと同じ単位を使っ た線に沿った地図上の距離に基づいていない限り d ( 度)]。

+Lf

固定ラベル位置ファイルの 2 列目の後のテキ ス トをラベルとして使う。固定ラベル位置設定が必要。

+Lx

xfile.d のヘッダを使う以外は +Lh と同じ。 交 差ファイルオプションが必要。

+o

角の丸い長方形のテキストボックスを選ぶ[デフォルトは

普通の長方形]。曲がった文字列 (+v) 適用できないし、不 透 明なテキストボックスでしか意味が無い。

+p[pen]

テキストボックスの枠を描く[デフォルトは枠無し]。随意で枠 のペン属性を指定できる[デフォルトは幅 = 0.25p 、色 = 黒 、 テクスチャ = 実線]。 pen (ペン属性)はコンマで区切られ た width, color, texture のリストで、それぞれはオプシ ョ ンである。 width (幅)は長さの単位(ポイント、センチメート ル、インチ)又は faint, thin[ner|nest], thick[er|est], fat[ter|test], obese のいずれかで指定することができる。 color (色)はグレースケール (0−255) 又はカラー (r/g/b, そ れ ぞ れ 範 囲 は 0−255; h-s-v, 範囲は 0−360, 0−1, 0−1; c/m/y/k, それぞれ範囲は 0−100%; 有効なカラー名) により指 定 で きる。 texture (テクスチャ)はダッシュ ‘-’ と点 ‘.’ の組合せである。

+rmin_rad

線の曲率半径が min_rad [デフォルトは 0 ]より小さな場所に はラベルを配置しない。

+ssize

希望するフォントサイズをポイント単位で設定する[ デフォルトは 9 ]。

+uunit

全ての線のラベルに unit (単位)を付ける。 unit の 頭 にハイフン (-) が付けるとラベルの値と単位の間の隙間が なくなる。 unit が付いていないときはグリッドファイルの中 にある単位が用いられる [デフォルトでは単位は付かない]。

+v

線に沿って曲がったラベルにする[デフォルトではまっす ぐなラベルになる]。

+w

ラベルの角度を推定するのに使われる (x, y) の点数を指 定する[デフォルトは 10 ]。

+=prefix

prefix を全ての線のラベルの前に付ける。 prefix の頭にハ イフン (-) が付けるとラベルの値と単位の間の隙間がなく な る [デフォルトでは付かない]。

−Sr

長方形( rectangle )。大きさを指定する必要はないが、 4 列目 と 5 列目に x 方向及び y 方向の長さが必要である。

−Ss

正方形( square )。 size は外接する円の直径。

−St

三角形( triangle )。 size は外接する円の直径。

−Su

3 次元の立方体( cube )。 size は全ての稜線の長さ。 size が x と同じ単位のときは u を付けること [デフォルトでは図上の長さの 単位]。柱面の色は擬似的な影によって変化する。このような 3 次 元 の陰影を無効にするには −SU を使うこと。

−Sv

ベクトル( vector )。方向と長さが 4 列目及び 5 列目に必要で ある。 size は矢印の幅/頭の長さ/頭の幅であると解釈される [デ フ ォ ルトは 0.075c/0.3c/0.25c (又は 0.03i/0.12i/0.1i )]。デフォル トでは矢印の属性は矢印の長さに対して不変である。ベクトルが短 く なったときにベクトルのスケールも小さくするには nnorm を付けるこ と。すると、ベクトルが norm より短いときには、矢 印 の 属 性 は length/norm によってスケールされる。ベクトルの均衡点を中心にす るには −Svb を使うこと。ベクトルの先端の位置を揃えるに は −Svh を 使うこと。ベクトルの末端の位置を揃えるには −Svt [デフォルト] を使うこと。方向と長さの代わりに先端の位置を与えるには −Svs を 使 うこと。大文字 B, H, T, S により両端に頭の付いたベクトルを描 くことができる[デフォルトは片方のみ]。

−SV

方向の代わりに方位を与える他は −Sv と同じ。方位は選んだ 図 法に基づいた角度になる( −Sv では方向は不変)。

−Sw

扇形( pie wedge )。開始と終了の方向(水平から反時計回りの角 度)と長さが 4 列目及び 5 列目に必要である。

−SW

2 つの方向の代わりに方位(北から時計回りの角度)を与える他は −Sw と同じ。方位は選んだ図法に基づいた角度になる( −Sw では方向 は不変)。

−Sx

十字形。 size は外接する円の直径。

−Sy

y-ダッシュ。 size は短い水平(y-方向)の線分の長さ。

−Sz

z-ダッシュ。 size は短い垂直(z-方向)の線分の長さ。

−U

図に Unix システムのタイムスタンプを入れる。図の左下隅に 対 す るスタンプの左下隅の相対的な位置を決めることができる。随意で ラベル又は c (コマンドの文字列を入れる)を付けることができ る 。 GMT のパラメータ UNIX_TIMEUNIX_TIME_POS は外見に影響を及ぼ す。詳細は gmtdefaults の man ページを参照すること。

−V

冗長モードを選択する。標準エラー出力に経過報告を送る [デ フ ォルトでは「黙って」実行する]。

−W

線又は記号の輪郭のペン属性を指定する[デフォルトは幅 = 1 、 色 = 黒、テクスチャ = 実線]。 pen (ペン属性)はコンマで区切ら れ た width, color, texture のリストで、それぞれはオプションである 。 width (幅)は長さの単位(ポイント、センチメートル、インチ)又は faint, thin[ner|nest], thick[er|est], fat[ter|test], obese のい ずれかで指定することができる。 color (色)はグ レ ー ス ケ ー ル (0−255) 又はカラー (r/g/b, それぞれ範囲は 0−255; h-s-v, 範囲は 0−360, 0−1, 0−1; c/m/y/k, それぞれ範囲は 0−100%; 有効なカ ラ ー 名) により指定できる。 texture (テクスチャ)はダッシュ ‘-’ と点 ‘.’ の組合せである。

−X −Y

図の原点を現在の原点に対して (x-shift,y-shift) だけ動 か す 。随意で長さの単位 (c, i, m, p) を付けることができる。値の前 に a を付けると描画後に原点を元の位置に戻し、値の前に r [デフォ ルト]を付けると現在の原点を新しい位置として再設定する。 −O を使 うとデフォルトの (x-shift,y-shift) が (0,0) になり、そうでな い ときは (r1i, r1i) 又は (r2.5c, r2.5c) になる。代わりに、 c は現 在のページサイズに基づくページの中心を使って図を中央の座 標 (x 又は y) に動かす。

−Z

3 次元図法用。基本図の z の高さを設定する[0]。

−:

入出力の(経度、緯度)と(緯度、経度)を入れ替える[デフォルト は(経度、緯度)]。 i を付けると入力のみが、 o を付けると出力のみ が入れ替わる[デフォルトでは両方入れ替わる]。

−bi

バイナリ入力を選択する。単精度に対しては s を付けること[デ フォルトは d (倍精度)]。大文字の S (又は D) にするとバイトス ワ ッ プを行う。随意で、バイナリファイルの列数がこのプログラムで必 要な列数を越えるときは、バイナリファイルの列数 ncol を付ける こ と [デフォルトは設定に必要な列数]。

−c

図のコピー枚数を指定する[デフォルトは 1 ]。

−f

入 出 力列の特殊フォーマットを使う(時間又は地理データ)。 i(nput) 又は o(utput) を指定すること [デフォルトでは入力と出 力 の 両方]。コンマ区切りで 1 列以上(又は列の範囲)を与えること。各 列又は列の範囲の項目に対して T (絶対暦時刻)、 t (選 択 さ れ た TIME_EPOCH に対する相対時間)、 x (経度)、 y (緯度)、 f (小数) のいずれかを付けること。 −f[i|o]g−f[i|o]0x,1y (地理座標) の 省略形である。

フ ァ イル heights.xyz に挙げられた位置の青色の柱(幅 = 1.25 cm)を、空間 (0−10), (0−10), (0−100) 、ケバの間隔 2, 2, 10 、南東方向の高度 30 度 か ら見下ろす 3 次元図に描画する。

psxyz heights.xyz −R0/10/0/10/0/100 −Jx1.25c −Jz0.125c −So1.25c −Gblue −B2:XLABEL:/2:YLABEL:/10:ZLABEL::."3-D PLOT":15 −E135/30 −Uc −W −P > heights.ps

バグ

多 角形と線の図で、隠れて消えるはずの線が消えない。しかし、記号は最初に 視点からの距離に応じて並べ替えられるため、同じ x,y の位置に投影される記 号で、近い記号は遠い記号を上書きするためである。
psxyz
は南極や北極を含む多角形の塗りつぶしを扱うことができない。このよ うな多角形については、コピーを作り 2 つに分割してそれぞれに明示的に極が 含まれるようにすること。 2 つの多角形が合わさることにより塗りつぶしたと きに希望する効果がもたらされる。輪郭を描くには元の多角形を使うこと。
−N
オプションは BoundingBox の情報を調整しない。これは、 PostScript の 出力に対して epstool 又は ps2epsi を用いて正しい BoundingBox を得る処理 を後ですることができるようにするためである。

関連事項

GMT(l), psbasemap(l), psxy(l)