PS2RASTER

名前
書式
説明
オプション
注意

関連事項

名前

ps2raster − 1 つ又は複数の PostScript ファイルを GhostScript を使って他 のフォーマットに変換する

書式

ps2raster psfile(s) [ −A ] [ −Eresolution ] [ −Gghost_path ] [ −Llistfile] [ −N ] [ −Te|f|j|g|m|t ]

説明

ps2raster は 1 つ以上の PostScript ファイル(又は PostScript ファイル名 の一覧のファイル)を読み込み出力される画像が BoundingBox によって決ま る 大 きさを持つようにページの大きさを変更する。オプションとして、ぴったり した BoundingBox を最初に計算することもできる。

psfiles

変換する PostScript ファイルの名前。出力ファイルは同じ名前だ が ラ スタフォーマットに関連付けられた慣用的な拡張子を付けたものに なる。

オプション

−A

画像の内容に必要な最小の大きさに BoundingBox を調整する。

−E

ラスタの解像度を dpi 単位で設定する[デフォルトは PDF な ら 720, その他は 300 ]。

−G

ghostscript の実行ファイルのフルパス。注意: UNIX システムに ついてはこれは一般的に必要ない。しかし、 Windows の 下 で は 、 GhostScript はシステムのパスに加えられていない。よってそれを自 分で行 う か 、 こ こ で フ ル パ ス を 与 え る こ と ( 例 、 −Gc:\programs\gs\gs7.05\bin\gswin32c )。

−L

listfile は変換する PostScript ファイルの名前を持つアスキー ファイルである。

−N

副次ファイルを消さない(デフォルトでは消す)。副次ファイル は 入 力 PostScript ファイルを元に作られていて次のものからなる。 psfile_tmpxx.eps -> 変更された BoundingBox を持つ PostScript 。 psTOraster.sc|bat -> ジョブを実行する ghostscript コマンドを含 むスクリプト(又はバッチ)。スクリプトを保存し後から異なる設定 で 実行するにはこのオプションを使うこと。

−T

出 力ラスタフォーマットを設定する。ここで e は EPS, f は PDF, j は JPEG, g は PNG, m は PPM, 及び t は TIF を意味する[デ フォルトは JPEG ]。

注意

ラ ス タ 画 像( JPEG, PNG, PPM 又は TIF )への変換では、本来的に元の PostScript ファイルで得られる細部が失われることになる。画像が使われるア プ リケーションに対して十分大きな解像度を選ぶこと。ウェブページに対して は、より小さな dpi 値で十分だが、 Word 文書や PowerPoint プレゼンテーシ ョンに対しては、より高い dpi 値が推奨される。 ps2raster は JPEG, PNG 及 び TIF 画像を作成するときに、損失のより少ないフレート圧縮技術を使う。

EPS はベクトルであり、ラスタフォーマットではない。そのため、 -E オプ シ ョ ン は EPS フ ァ イルの作成には影響しない。オプション -Te を使うと PostScipt ファイルから PageSize コマンドが削除され、 -A が使われたと き に BoundingBox を調整する。

PDF もベクトルフォーマットであるが、 -E オプションは文書中にビットマッ プとして保存されているパターンの塗りつぶしやフォントの解像度に影響を 及 ぼ す。そのため ps2raster は PDF ファイルを作成するときにより大きいデフ ォルト解像度を使う。高品質の PDF ファイルを得るためには、 PostScript フ ァ イ ル に 埋 め 込 まれたラスタ画像に対して低損失の圧縮しか認めない、 /prepress オプションが効果的である。

ファイル psfile.ps をぴったりした BoundingBox を使い、 gs がシステム の パスに存在するものと仮定して PNG に変換する。

ps2raster psfile.ps −A −Tg

関連事項

GMT(l)