GRDCUT

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書式
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オプション

関連項目

名前

grdcut − .grd ファイルから部分領域を抽出する

書式

grdcut input_file.grd −Goutput_file.grd −Rwest/east/south/north[r] [ −V ] [ −f[i|o]colinfo ]

説明

grdcutinput_file.grd の部分領域として新しい output_file.grd ファ イ ル を作り出す。他のプログラムと同じように部分領域は −R で指定される。指 定した範囲は input_file.grd の範囲を超えてはならない。疑わしいときは 、 grdinfo を 実 行 して範囲を確認すること。 grdcut と相補的なものとして grdpaste があるが、これは共通の縁に沿って 2 つのグリッドファイルをつ な ぎ合わせるものである。

input_file.grd

これは入力の .grd フォーマットファイルである。

−Goutput_file.grd

これは出力の .grd フォーマットファイルである。

−R

xmin, xmax, ymin, ymax は対象とする領域を指定する。地理的領 域に対しては、これらの境界は西、東、南、北に対応し、小数値を 含 む度又は [+-]dd:mm[:ss.xxx][W|E|S|N] のフォーマットで指定できる 。東西南北の代わりに地図座標の左下と右上を使うときは r を付ける こ と 。 2 つの略号 −Rg −Rd は全球領域(それぞれ経度 0/360 又は -180/+180 と緯度 -90/+90 )を表す。暦時間座標系に対しては相対 時 間(選択された TIME_EPOCH に対して相対的で、選択された TIME_UNIT を単位とする。 t−JX|x に付けること)又は [date]T[clock] 形式 の絶対時刻(T−JX|x に付けること)のどちらかを与えることができ る。少なくとも dateclock のどちらかが存在していなければなら ない。 T は常に必要である。 date の文字列は [-]yyyy[-mm[-dd]] ( グレゴリオ暦)又は yyyy[-Www[-d]] (ISO 週暦)の形式でなければなら ない。 clock の文字列は hh:mm:ss[.xxx] の形式でなければならない 。区切り文字を利用する場合にはその型と位置が指定どおりでなけ れ ば ならない(ただし入出力と描画フォーマットは変更可能である)。こ れは切り出す部分領域を定義する。

オプション

−V

冗長モードを選択する。標準エラー出力に経過報告を送る[デフォ ルトでは「黙って」実行する]。

−f

入 出 力列の特殊フォーマットを使う(時間又は地理データ)。 i(nput) 又は o(utput) を指定すること [デフォルトでは入力と出 力 の 両方]。コンマ区切りで 1 列以上(又は列の範囲)を与えること。各 列又は列の範囲の項目に対して T (絶対暦時刻)、 t (選 択 さ れ た TIME_EPOCH に対する相対時間)、 x (経度)、 y (緯度)、 f (小数) のいずれかを付けること。 −f[i|o]g−f[i|o]0x,1y (地理座標) の 省略形である。

surface を用いて 148E - 162E 及び 8N - 32N の範囲の船上重力をグリッド化 したとき、端付近のグリッド化を信用しないで、 150E - 160E 及び 10N - 30N の範囲だけを保持する。

grdcut grav_148_162_8_32.grd −Ggrav_150_160_10_30.grd −R150/160/10/30 −V

関連項目

grdpaste(l), grdinfo(l), GMT(l)