gmtdefaults − 現在の GMT のデフォルトの一覧を表示する |
gmtdefaults −D[u|s] | −L |
gmtdefaults はオプション −D を用いると GMT のパラメータのデフォルトの一 覧を表示する。設定の一部を変更する方法は 3 通りある。 (1) コ マ ン ド gmtset を使う。 (2) 任意のテキストエディタを使ってホーム、 ~/.gmt 又は カレントディレクトリのファイル .gmtdefaults4 を編集する (このファイルが 無 いときは、 gmtdefaults -D > ~/.gmtdefaults4 を実行してシステムのデフ ォルト設定を書き出すこと)。 (3) 任意の GMT コマンドのコマンドライン上で 1 つ以上の −−PARAMETER=VALUE という記述を指定することにより任意のパラメ ータを上書きする( PARAMETER 及び VALUE は以下に挙げるものの任意の 組 合 せ) 。最初の 2 つの選択肢は明示的に元に戻すまで永久的に変更するが、最後 の選択肢は一時的で上書きを受けた単一の GMT コマンドにしか適用されない。 GMT はデフォルトの値を US 又は SI 単位で与えることができる。この選択は GMT の共有ディレクトリの gmt.conf ファイルの内容によって決定される。 |
−D |
システムの GMT のデフォルトを標準出力に書き出す。 US のデフ ォ ルトにするには u を、 SI のデフォルトにするには s を付けるこ と [ −D だけのときは gmt.conf の現在の選択を与える]。 |
||
−L |
ユーザの現在の有効なデフォルトを標準出力に書き出す。 |
現在の有効なデフォルトは、もしあれば現在の作業ディレク ト リ の .gmtdefaults4 ファイルから与えられる。それが無ければホームディ レクトリの .gmtdefaults4 ファイルから与えられる。それも無ければ ~/.gmt/.gmtdefaults4 から与えられる。それも無ければ GMT がコン パイルされた時点で設定されたシステムデフォルトから与えられる。 |
GMT でユーザによる定義が可能なパラメータの一覧を以下に示す。パラメー タ の 名前は常に大文字で与えられる。パラメータの値は特に断らない限りは大文 字・小文字の区別はされない。システムのデフォルトは括弧 [ SI (及 び US) に 対して ] で与えられる。 * マークがあるものはコマンドラインでも設定で きる (対応するオプションは丸括弧で与えられる)。以下ではデフォルトの距離 や 長さは cm とインチの両方で与えられていることに注意すること。選んだデ フォルトの値はデフォルトの単位の選択に依存する( MEASURE_UNIT 参照)。 c (cm), i (インチ), m (メートル)又は p (ポイント)を付けることにより距離や 長さに用いる単位を明示的に設定することができる。単位を指定しないとき は 、 値の単位は MEASURE_UNIT で設定された単位であると見なされる。プリンタ の解像度 DOTS_PR_INCH は常に 1 インチあたりのドット数すなわちピクセル数 であることに注意すること。いくつかのパラメータは TRUE か FALSE のどちら かの値しか取らない。 |
ANNOT_MIN_ANGLE |
地図の枠と目盛の文字の基線との間の角度がこの最小値(度)よりも 小 さいとき、目盛の文字は描画されない(これはある斜め投影の場合に起 こることがある)。値は 0−90 の範囲で与えること [20] 。 |
ANNOT_MIN_SPACING |
目盛の文字の間隔がこの最短距離よりも短くなるとき、目盛の文字 は 描画されない(これはある斜め投影の場合に起こることがある) [0] 。 |
ANNOT_FONT_PRIMARY |
目盛の文字などに用いられるフォント [Helvetica]
。フォント番号又
はフォント名(大文字・小文字の区別あり!)のどちらかを指定すること
。利用できる 35 種類のフォントは以下の通り。 |
ANNOT_FONT_SIZE_PRIMARY |
地図の目盛用のフォントのポイント単位のサイズ(> 0) [14] 。 |
ANNOT_FONT_SECONDARY |
時間軸の第 2 目盛に使うフォント。 利 用 で き る フ ォ ン ト は ANNOT_FONT_PRIMARY を参照 [Helvetica] 。 |
ANNOT_FONT_SIZE_SECONDARY |
時 間 軸の第 2 目盛用のフォントのポイント単位のサイズ(> 0) [16] 。 |
ANNOT_OFFSET_PRIMARY |
ケバの先端から目盛の始まりまでの間隔 [0.2c (又は 0.075i )]。 負 の値にすると目盛が地図の枠の内側に入る。 |
ANNOT_OFFSET_SECONDARY |
第 1 目盛の下端から第 2 目盛の上端までの間隔 [0.2c (又は 0.075i )] (第 1 目盛及び第 2 目盛の付いた時間軸にのみ適用する)。 |
BASEMAP_AXES |
どの軸を描き、また目盛を付けるかを設定する。大文字・小文字の 区 別 があり、大文字の場合は軸と目盛の両方が描かれ、小文字の場合は 軸だけが描かれる [WESN] 。 |
BASEMAP_FRAME_RGB |
地図の枠と目盛を描くのに使われる色。赤/緑/青の 3 つについて、そ れぞれの要素を 0−255 の範囲で与えること。この色をケバ、格子、枠 のペンにも適用するには ’+’ を前に付けること [0/0/0] (黒)。 |
BASEMAP_TYPE |
plain 又は fancy (交互に白と黒が現れる太い枠。角を丸くするに は + を前に付けること)のどちらかを選ぶこと[ fancy ]。いくつかの図 法(斜めメルカトル等)では、 fancy がデフォルトで設定されていても 、 plain が唯一の選択肢となる。一般に、 fancy は投影された x と y の方向が経度と緯度の方向に平行なときだけ適用される(長方形図法 、極図法等)。 |
CHAR_ENCODING |
ファイル及びコマンドラインパラメータの文字列に使われる 8 ビット の文字セットの名前。これにより GMT は PostScript の出力が図に正 し い 文 字 を 作 成 す ることを保証する。 Standard, Standard+, ISOLatin1, ISOLatin1+, 及び ISO-8859-x ( x は 1-10 又 は 13-15 の 範囲内)の中から選ぶこと。詳細は付録 F を参照 [ISOLatin1+ (又 は Standard+)] 。 |
COLOR_BACKGROUND |
画像の背景に使われる色(すなわち、 z < カラーテーブルの最小値 の とき)。赤/緑/青の 3 つについて、それぞれの要素を 0−255 の範囲で 与えること [0/0/0] (黒)。 |
COLOR_FOREGROUND |
画像の前景に使われる色(すなわち、 z > カラーテーブルの最大値 の とき)。赤/緑/青の 3 つについて、それぞれの要素を 0−255 の範囲で 与えること [255/255/255] (白)。 |
COLOR_IMAGE |
ビットマップのカラー画像を変換するときに用いるオペレータを選 択 す る。一部の PostScript 解読ソフトウェアにはカラー画像のオペレ ータが用意されていないため、 GMT では 2 つの異なる選択肢を提 供 している。 adobe (Adobe のカラー画像定義。) [デフォルト] |
COLOR_MODEL |
カ ラ ー パ レットファイルに含まれる値が RGB 値( 0-255 の範囲の r,g,b)か HSV 値( 0-360 の範囲の h 、 0-1 の範囲の s,v )か CMYK 値( 0-100% の範囲の c,m,y,k )か選択する。カラーパレットファイル の COLOR_MODEL 設定はこの設定を上書きする。内部では、直 接 rgb 値 で色の内挿を行っていて、これは予期しない色合いを与えることが あるが、直接 hsv で行う内挿ではより良く色合いが保持される。選択 し たカラーシステムでの内挿を強制するには "+" を前に付けること( CMYK システムには適用されない) [rgb] 。 |
COLOR_NAN |
画像が定義されていない範囲に用いられる色 (すなわち z == NaN の 範囲)。赤/緑/青の 3 つについて、それぞれの要素を 0−255 の範囲で 与えること [128/128/128] (灰色)。 |
D_FORMAT |
倍精度の浮動小数点数値を出力するときに使われる出力フォーマット( C 言 語 の printf の 文 法) 。 地 理 座 標 系 については、 OUTPUT_DEGREE_FORMAT を参照[ %g ]。 |
DEGREE_SYMBOL |
地理地図の目盛の度記号を描画するのに使われる記号 を 決 め る 。 ring, degree, colon, 又は none の中から選ぶこと[ ring ]。 |
DOTS_PR_INCH |
描画デバイスの解像度 (dpi) 。できるだけコンパクトにするために、 GMT の PostScript 出力では整数フォーマットだけを使って、使用 す る 出力デバイスが何であるかにより解像度を設定するので注意するこ と。例えば、 300 を用いて出力を Linotype 300 写真植字 機 (2470 dpi) に送っても解像度を大きくする利点は無い (すなわち、ページ上 の位置決めと線の太さは 1/300 インチ刻みでしか行われない。もちろ ん、文字はより滑らかに見える) [300] 。 |
ELLIPSOID |
地 図の図法に用いる(大文字・小文字の区別がある)回転楕円体の名前 [WGS-84] 。以下の中から選ぶこと。 WGS-84 1984 世界測地系 [デフォルト] 一部のグローバルな図法については、 GMT は実際に選んだ回転楕円体 によらず GRS-80 Sphere をデフォルトにすることがあるので注意。こ のようなときには警告が出される。ここに挙げられているのとは違 う 回転楕円体の名前が与えられると、 GMT はカレントディレクトリのこ の名前のファイルとして開こうとし、最初の行から回転楕円体の名 前 、年、長径 (m) 、短径 (m) 、及び扁平率 (f) を読み込もうとする。 これらのフィールドは(カンマでなく)空白で区切られていなければ な らない。このようにしてカスタムの回転楕円体(例えば他の惑星に使う もの)を使うことができる。負の扁平率は GMT が 2 つの半径から扁平 率を再計算することを意味する。 |
FIELD_DELIMITER |
この設定は GMT によって書き出されるアスキー出力データの列を区切 る文字を決める。 tab, space, comma, 及び none の中から選ぶこ と [tab] 。 |
FRAME_PEN |
dpi 又はポイント単位( p を付けること)の plain の地図の枠を描く のに使われるペンの太さ [1.25p] 。 |
FRAME_WIDTH |
fancy の地図の枠の幅 (> 0) [0.2c (又は 0.075i)] 。 |
GLOBAL_X_SCALE |
描画前に描画座標に適用されるグローバルな x のスケール(> 0) 。通 常は全体の出力を特定の高さ/幅に合わせるために使われる [1.0] 。 |
GLOBAL_Y_SCALE |
同じ、ただし y 座標用 [1.0] 。 |
GRID_CROSS_SIZE_PRIMARY |
経線と緯線の交点に描かれる格子の十字の大きさ (>= 0) 。 0 は代わ りに連続的な格子線を引くことを意味する [0] 。 |
GRID_PEN_PRIMARY |
dpi 又はポイント単位( p を付けること)の格子線を描くのに使われる ペンの太さ [0.25p] 。 |
GRID_CROSS_SIZE_SECONDARY |
第 2 の経線と緯線の交点に描かれる格子の十字の大きさ (>= 0) 。 0 は代わりに連続的な格子線を引くことを意味する [0] 。 |
GRID_FORMAT |
オプションのスケール、オフセット及び無効値付きのグリッドのデ フ ォルトのファイルフォーマットで、 ff/scale/offset/invalid の形式 で書かれる。 2 文字のフォーマット指示詞は [bcnsr][bsifd] の中の 1 つ に なりうる。最初の文字はネイティブの GMT バイナリ、古い NetCDF フォーマット、 COARDS 規格の NetCDF 、 Surfer フォーマッ ト 又 は Sun ラスタフォーマットを示す。 2 番目の文字はそれぞれ byte, short, int, float 及び double を表す。 /invalid を省略 す る と与えられたフォーマットに対する適切な値が使われる (NaN 又は 最大の負の数)。 /scale/offset を省略すると、 /1.0/0.0 が使わ れ る [nf] 。 |
GRID_PEN_SECONDARY |
dpi 又はポイント単位( p を付けること)の格子線を描くのに使われる ペンの太さ [0.5p] 。 |
GRIDFILE_SHORTHAND |
もし TRUE なら、全てのグリッドファイルの名前を GMT テクニカルリ ファレンス & クックブックのセクション 4.17 で議論されているファ イルの拡張コードの短縮形を用いているかどうか検査 す る 。 も し FALSE なら、ファイル名の展開は行われない [FALSE] 。 |
HEADER_FONT |
ヘ ッ ダ を 描 画するときに用いるフォント。利用可能なフォントは ANNOT_FONT_PRIMARY 参照 [Helvetica] 。 |
HEADER_FONT_SIZE |
ポイント単位のヘッダのフォントサイズ (> 0) [36] 。 |
HEADER_OFFSET |
軸の目盛の上端(又は軸のラベル、もしあれば)からヘッダの下端ま で の間隔 [0.5c (又は 0.1875i)] 。 |
HISTORY |
も し TRUE なら、過去の共通なコマンドのオプションのヒストリを隠 しファイル .gmtcommands4 を通じて渡す [TRUE] 。 |
HSV_MIN_SATURATION |
最小の負の強度の値に割り当てられる飽和最小値(0−1) [1.0] 。 |
HSV_MAX_SATURATION |
最大の正の強度の値に割り当てられる飽和最大値(0−1) [0.1] 。 |
HSV_MIN_VALUE |
最小の負の強度の値に割り当てられる最小値(0-1) [0.3] 。 |
HSV_MAX_VALUE |
最大の正の強度の値に割り当てられる最大値(0-1) [1.0] 。 |
INPUT_CLOCK_FORMAT |
入力される時刻文字列がどのようにフォーマットされているかを示 す テ ンプレートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィー ルドの時刻文字列を読むガイドに使われる。 12 時間表記を正しく 解 読 するために、データ行に合わせて am 又は pm (又は大文字)を付け ること。例として、 hh:mm, hh:mm:ssAM 等を試してみよ [hh:mm:ss] 。 |
INPUT_DATE_FORMAT |
入 力される日付文字列がどのようにフォーマットされているかを示す テンプレートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィ ー ル ドの日付文字列を読むガイドに使われる。グレゴリオ暦フォーマッ ト又は ISO 週暦フォーマットのどちらかを指定することができる。グ レ ゴ リ オ 暦 では、 yyyy (又は 2 桁の年に対して yy とするなら Y2K_OFFSET_YEAR を参照)、 mm (又は現在の時刻言語の月の省略名 に 対 して o )、及び dd の任意の組合せを、区切り文字付き又は無しで 使うこと。通年日のデータについては、 mm や dd の代わりに jjj を 使うこと。例としては ddmmyyyy, yy-mm-dd, dd-o-yyyy, yyyy/dd/mm, yyyy-jjj 等となる。 ISO 週暦では、想定されるテン プ レ ー ト は yyyy[-]W[-]ww[-]d であり、ここで ww は ISO 週であり d は ISO 週 日である。どのテンプレートも矛盾があってはならない。例えば、 年 を 指 定 せずに月を指定することはできない。例としては yyyyWwwd, yyyy-Www 等となる [yyyy-mm-dd] 。 |
INTERPOLANT |
様々なプログラムにおける 1 次元の内挿に用いるスキー ム を 直 線 (linear) 、秋間スプライン (akima) 、自然 3 次スプライン (cubic) から選ぶ [akima] 。 |
IO_HEADER |
(* −H) 入出力のアスキーファイルにヘッダ行があるかないか指定する [FALSE] 。 |
N_HEADER_RECS |
−H がオンになっているとき何行のヘッダ行があるか指定する [1] 。 |
LABEL_FONT |
軸 の 下 に 描 画するラベルに使うフォント。利用可能なフォントは ANNOT_FONT_PRIMARY 参照 [Helvetica] 。 |
LABEL_FONT_SIZE |
ポイント単位のラベルのフォントの大きさ (> 0) [24] 。 |
LABEL_OFFSET |
軸目盛の下端から軸ラベルの上端までの間隔 [0.3c (又は 0.1125i)] 。 |
LINE_STEP |
曲線を描くときの個々の線分の最大長 (> 0) を決める [0.025c (又は 0.01i)] 。 |
MAP_SCALE_FACTOR |
領域の歪みを最小にするために、平射方位図法 [0.9996], UTM 図 法 [0.9996], 及び横メルカトル図法 [1] に使われるデフォルトの地図ス ケールのファクタ (> 0) を変更する。新しいスケールファクタを与え るかデフォルトのままとすること。 |
MAP_SCALE_HEIGHT |
様 々 なプログラムで描かれる地図のスケールバーの地図上の高さ (> 0)を設定する [0.2c (又は 0.075i)] 。 |
MEASURE_UNIT |
単位の長さを設定する。 cm, インチ, m, ポイントから選ぶこと [cm] 。印刷業界ではしばしば 1 ポイントを 1/72.27インチと定義されてい るが、 GMT では 1 ポイントを 1/72 インチと定義されていること に 注意( PostScript の定義)。世界標準の定義というものは無い。 |
N_COPIES |
(* −c) 作成する図の枚数 [1] 。 |
OBLIQUE_ANNOTATION |
この整数は 6 ビットのフラグの和である (これらの多くは斜め投影に のみ関連する)。ビット 1 が設定されると (1) 、格子線が地図の枠と 交 わる点に目盛が描画され、設定されなければ経度は上下の枠だけに 描画され、緯度は左右の枠だけに描画される。ビット 2 が設定される と (2) 、経度の目盛が水平に描画される。ビット 3 が設定されると (4) 、緯度の目盛が水平に描画される。ビット 4 が設定されると (8) 、斜めのケバが指定した tick_length に等しい投影になるように延ば される。ビット 5 が設定されると (16) 、ケバが格子線の角度によら ず枠に垂直に描かれる。ビット 6 が設定されると (32) 、緯度の目盛 が枠に平行に描画される。これらの組合せを設定するには、丸括弧 の 値を合算すること [1] 。 |
OUTPUT_CLOCK_FORMAT |
出 力される時刻文字列をどのようにフォーマットするかを示すテンプ レートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィールド の 時 刻文字列を書き出すガイドに使われる。最小単位(例えば秒)に小 数点のフォーマットを使うには、小数点を指示しないとき、最小の 指 定 単位は最も近い整数に丸められる。 12 時間表記については、 am, AM, a.m., 又は A.M. を付けること ( GMT は pm については a|A を p|P に置換する)。テンプレートがハイフン (-) で始まるとき、整数 の各項目 (y,m,d) は先頭のゼロ無しで出力される(デフォルトでは 固 定 幅 フ ォ ー マ ッ ト を 使 う) 。例として、 hh:mm, hh.mm.ss, hh:mm:ss.xxxx, hha.m. 等を試してみよ [hh:mm:ss] 。 |
OUTPUT_DATE_FORMAT |
出力される日付文字列をどのようにフォーマットするかを示すテン プ レ ートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィールドの 日付文字列を書き出すガイドに使われる。グレゴリオ暦フォーマッ ト 又は ISO 週暦フォーマットのどちらかを指定することができる。グレ ゴリオ暦では、 yyyy (又は 2 桁の年に対して yy と す る な ら Y2K_OFFSET_YEAR を参照)、 mm (又は現在の時刻言語の月の省略名に 対して o )、及び dd の任意の組合せを、区切り文字付き又は無し で 使うこと。通年日のデータについては、 mm や dd の代わりに jjj を 使うこと。例 と し て は try yy/mm/dd, yyyy=jjj, dd-o-yyyy, dd-mm-yy, yy-mm 等となる。 ISO 週暦では、想定されるテンプレート は yyyy[-]W[-]ww[-]d であり、ここで ww は ISO 週であり d は ISO 週 日である。どのテンプレートも矛盾があってはならない。例えば、 年を指定せずに月を指定することはできない。例として は yyyyWww, yy-W-ww-d 等となる。テンプレートがハイフン (-) で始まるとき、整 数の各項目 (y,m,d) は先頭のゼロ無しで出力される(デフォルトで は 固定幅フォーマットを使う) [yyyy-mm-dd] 。 |
OUTPUT_DEGREE_FORMAT |
出 力される地理座標をどのようにフォーマットするかを示すテンプレ ートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィールドの 地 理 座 標 を書き出すガイドに使われる。このテンプレートは一般的に [+|-]D 又は [+|-]ddd[:mm[:ss]][.xxx][F] の形式である。様々な 項 目が以下の目的を持っている。 + は 出 力経度が 0 から 360
までの範囲であることを意味する [-180/+180] 。 デフォルトは +D である。 |
PAGE_COLOR |
画像の背景、すなわち紙の色を設定する。赤/緑/青の 3 つについて、 それぞれの要素を 0−255 の範囲で与えること [255/255/255] (白)。 |
PAGE_ORIENTATION |
(* −P) ページの向きを設定する。 portrait 又は landscape から 選 ぶこと [landscape] 。 |
PAPER_MEDIA |
現 在の描画用紙の物理的フォーマットを設定する [A4] 。以下のフォ ーマット(及びそのポイント単位のの幅と高さ)が認識される (追加 の 地 域 特 有 の フ ォ ー マ ットは $GMTHOME/share 又は ~/.gmt の gmtmedia.d ファイルで指定できる。詳細はそのファイルを参照)。 メディア 幅 高さ 完全にカスタムのフォーマットについては(例えば大きなフォーマット の プロッタ) Custom_WxH を指定することもできる。ここで W 及び H はポイント単位であること。プリンタに用紙の手差しの要求を強制 す る には、 ’-’ をメディア名に付けること。例えば、 A3- とするとユ ーザは A3 用紙をプリンタの手差しスロットに挿入しなければなら な い 。 EPS ファイルを作成していることを示すには、 ’+’ をメディア 名に付けること。すると、 GMT はその大きさの Bounding Box を作ろ うとする [デフォルトの Bounding Box は用紙の大きさ]。 |
PLOT_CLOCK_FORMAT |
描 画される時刻文字列をどのようにフォーマットするかを示すテンプ レートをフォーマットする。このテンプレートは画像の目盛の時刻 文 字 列 を フ ォ ー マ ッ ト す る ガ イ ド に 使 わ れる。詳細は OUTPUT_CLOCK_FORMAT を参照 [hh:mm:ss] 。 |
PLOT_DATE_FORMAT |
描画される日付文字列をどのようにフォーマットするかを示すテン プ レ ートをフォーマットする。このテンプレートはデータフィールドの の日付文字列 を 描 画 す る ガ イ ド に 使 わ れ る 。 詳 細 は OUTPUT_DATE_FORMAT を参照。加えて、(月名を描画するために) mm の 代わりに単独の o を、 "Week ##" を描画するために W[-]ww の代 わ り に u を使うこともできる。これら両方の文字列は TIME_LANGUAGE の設定に影響される [yyyy-mm-dd] 。 |
PLOT_DEGREE_FORMAT |
出力される地理座標をどのように描画するかを示すテンプレートを フ ォ ーマットする。このテンプレートはデータフィールドの地理座標を 描画するガイドに使われる。詳細は OUTPUT_DEGREE_FORMAT を参照 。 加えて、 A を付けて座標の絶対値を描画することもできる。デフォル トは +ddd:mm:ss である。全ての項目が目盛の間隔に依存して描画 さ れるわけではない。 |
POLAR_CAP |
全 ての方位図法及び地理極が点として描画される少数の他図法 (ラン ベルト円錐図法、ハンメル図法、モルワイデ図法、正弦曲線図法、 フ ァ ン・デア・グリンテン図法) について極付近の格子線の出現を制御 する。 none (この場合は特別扱いしない) 又は pc_lat/pc_dlon のど ち ら か を 指 定 す る こ と 。 そ の 場合、普通の格子線は緯度 -pc_lat/+pc_lat の間にのみ描かれ、それ以上の緯度での格子線は(よ り粗いと思われる) pc_dlon の間隔で配置される。 2 つの領域は緯度 pc_lat に描かれる小円で分離される [85/90] 。 |
PS_COLOR |
色を指定したとき PostScript の出力が RGB, HSV, 又は CMYK のどれ を 使うかを決める [RGB] 。 HSV が選択されたとき画像には適用され ず RGB を使うので注意。 |
PS_IMAGE_COMPRESS |
PostScript 画像の圧縮をランレングス符号化スキーム (rle), LZW 圧 縮 (lzw), 又は圧縮無し (none) のどれにするかを決める [none] 。 |
PS_IMAGE_FORMAT |
PostScript で作られる画像がアスキーとバイナリのどちらを使うかを 決める。後者は少ないスペースしか使わず早く実行されるが一部の 、 特にシリアルポートのプリンタを詰まらせることがある。 ascii 又は bin を選択すること [ascii] 。 |
PS_LINE_CAP |
線分の終端をどのように描くかを決める。パスの終端を越えた投影 の 無 い butt キャップ(デフォルト)、終点の周りに線幅に等しい直径の 半円を描く round キャップ、及び線幅に等しい半正方形がパスの終端 を越えて延びる square キャップの中から選ぶこと [butt] 。 |
PS_LINE_JOIN |
線分のキンクの描き方を決める。 2 本の線分の外側の縁が角度をつけ て出合うまで延ばされる miter 結合 (画像の中では、角度が鋭すぎる と きは PS_MITER_LIMIT で設定された閾値により、斜角結合が代わり に使われる)、円弧がキンクの割れ目を埋めるために使われ る round 結 合、及びキンクが三角の形になるように切り落とされた留め継ぎの bevel 結合の中から選ぶこと [miter] 。 |
PS_MITER_LIMIT |
マイター結合に使われる閾角度( 0-180 の範囲の整数)を設定する。 0 及び 180 はそれぞれ PostScript のデフォルト [11] 及び常に斜角を 使うことを示す特別なフラグ値である。他の値はマイターと斜角の 間 を決めるのに使われる鋭角として設定される。 |
PS_VERBOSE |
TRUE のとき演算のロジックを説明するコメントを PostScript ファイ ルに出す。これらはファイルを編集して変更するときに有用である 。 必要が無ければ FALSE に設定して多少小さな PostScript ファイルに することができる [FALSE] 。 |
TICK_LENGTH |
ケバの長さ。普通、ケバは地図の枠の外側に描かれる。内側にケバ を 描くには、負の tick_length を使うこと [0.2c (又は 0.075i)] 。 |
TICK_PEN |
dpi 又はポイント単位( p を付けること)のケバに使われるペンの太さ [0.5p] 。 |
TIME_FORMAT_PRIMARY |
どのように第 1 の月、週、曜日名をフォーマットするか制御す る 。 full, abbreviated, 及び character の中から選ぶこと。先頭の f, a, 又は c を F, A, 及び C で置換すると全ての目盛が大文字にな る 。 |
TIME_FORMAT_SECONDARY |
ど の ように第 2 の月、週、曜日名をフォーマットするか制御する。 full, abbreviated, 及び character の中から選ぶこと。先頭 の f, a, 又は c を F, A, 及び C で置換すると全ての目盛が大文字になる 。 |
TIME_EPOCH |
TIME_SYSTEM を OTHER に設定するときはこのパラメータも指定するこ と 。 こ れ は yyyy-mm-ddT[hh:mm:ss] ( グ レ ゴ リ オ) 又は yyyy-Www-ddT[hh:mm:ss] (ISO) の形式の文字列であり、相対的な時間 単位( TIME_UNIT 参照)の原点(ゼロ点)の日時の値を示す。 |
TIME_IS_INTERVAL |
入 力された日付データを切り詰めて適切な期間の間に調整する必要の あるときに使われる。以下の議論では、単位 u は (y 年、 o 月、 u ISO 週、 d 日、 h 時、 m 分、及び c 秒) の時間単位の中の 1 つで ある。 TIME_IS_INTERVAL は以下の 3 つの値のどれかである 。 (1) OFF [デフォルト]。調整はせず、時間は与えられた通りに解釈される 。 (2) +nu 。前の n 単位の全部の数を切り詰め、続く期間の中央 に 時 間を移動することにより入力に対する内部調整を有効にする。 (3) -nu 。同じだが、時間を前の期間の中央に移動 す る 。 例 え ば 、 TIME_IS_INTERVAL = +1o とすると、 1999-12 のような入力データの 文字列は 1999-12-15T12:00:00.0 ( 12 月のちょうど中央)を意味する と 解釈され、一方 TIME_IS_INTERVAL = OFF とすると、そのデータは 1999-12-1T00:00:00.0 ( 12 月の始まり)を意味すると解釈される。 |
TIME_INTERVAL_FRACTION |
軸の開始及び終了の部分期間に目盛を付けるか決める。部分期間の 範 囲 が通常の期間の長さの指定された比率を超えたら、部分期間の中央 に目盛を付ける [0.5] 。 |
TIME_LANGUAGE |
月や日のような暦の項目を描画するときに使う言語。以下から選ぶ
こ と。 あ な た の 言 語 が サ ポ ー ト さ れ て い な い と き は 、 $GMTHOME/share/time/us.d ファイルを調べて同様のファイルを作成し てください。それを公式に入れるために GMT の開発者に提出してくだ さい。カスタム言語ファイルはディレクトリ $GMTHOME/share/time 又 は ~/.gmt に置くことができる。 |
TIME_SYSTEM |
相
対時間が参照する時点及び単位を決める。以下の予め設定されたシ
ステムから 1 つを選ぶこと。 |
TIME_UNIT |
こ のパラメータは TIME_SYSTEM を OTHER に設定したときのみ有効で あり、相対時間のデータの単位を指定する。 y (年 - 全 て の 年 が 365.2425 日と仮定)、 o (月 - 全ての月が y/12 に等しいと仮定)、 d (日)、 h (時)、 m (分)、又は c (秒)の中から選ぶこと。 |
TIME_WEEK_START |
週が時間軸に示されたとき、このパラメータはグレゴリオ暦につい て 週 の 最 初 の 日を決める ( ISO 週暦では常に週は月曜から始まる) [Monday (又は Sunday)] 。 |
UNIX_TIME |
(* −U) UNIX システムのタイムスタンプを左下隅に描画するかどう か を指定する [FALSE] 。 |
UNIX_TIME_POS |
現 在の図の左下隅に対する UNIX タイムスタンプの相対的な位置を設 定する [-2c/-2c (又は -0.75i/-0.75i)] 。 |
VECTOR_SHAPE |
ベクトルの頭の形を決める。普通は(すなわち vector_shape = 0 のと き) 、頭は三角になるが、矢印 (1) 又は開いた V 字型 (2) に変える ことができる。中間の設定はその間のものを与える。負の値( -2 ま で)も許されている [0] 。 |
VERBOSE |
(* −V) GMT のプログラムが実行時間の情報を表示するか黙って実行す るかを決める [FALSE] 。 |
X_AXIS_LENGTH |
x 軸のデフォルトの長さ (> 0) を設定する [25c (又は 9i)] 。 |
Y_AXIS_LENGTH |
y 軸のデフォルトの長さ (> 0) を設定する [15c (又は 6i)] 。 |
X_ORIGIN |
(* −X) 新しい図に対する用紙の原点の x 座標を設定する [2.5c ( 又 は 1i)] 。上書きに対しては、デフォルトのオフセットは 0 になる。 |
Y_ORIGIN |
(* −Y) 新しい図に対する用紙の原点の y 座標を設定する [2.5c ( 又 は 1i)] 。上書きに対しては、デフォルトのオフセットは 0 になる。 |
Y2K_OFFSET_YEAR |
2 桁の年が 4 桁の年を表すのに使われるとき(様々な DATE_FORMAT を 参照)、 Y2K_OFFSET_YEAR は 100 年のシーケンスの中の最初の年を与 える。例えば、 Y2K_OFFSET_YEAR が 1729 のとき、 29 から 99 まで の 数字は 1729 から 1799 までに対応し、一方 00 から 28 までの数 字は 1800 から 1828 までに対応する [1950] 。 |
XY_TOGGLE |
(* −:) 入出力ファイルの最初の 2 列に、予想されている(経度 、 緯 度) 又は (x,y) でなく、 (緯度、経度)又は (y,x) が含まれるときに 設定する。 FALSE は入力と出力の両方が (x,y) であることを意味 す る 。 TRUE は入力と出力の両方が (y,x) であることを意味する。 IN は入力だけが (y,x) であることを意味し、一方 OUT は出力 だ け が (y,x) であることを意味する [FALSE] 。 |
Y_AXIS_TYPE |
y 軸の目盛を(線形図法に対して)水平に描画するか (hor_text) 垂直 にプロットするか (ver_text) 決める [hor_text] 。 |
ホームディレクトリの GMT のパラメータのデフォルトのコピーを得る。 gmtdefaults −D > ~/.gmtdefaults4 好みのテキストエディタを使ってこのファイルを編集して設定を変え た り 、 gmtset を使ってコマンドライン上で特定のパラメータを変更したりすることが できる。 |
間違えたパラメータについては GMT のデフォルトが使われる。 |
GMT(l), gmtset(l) |