GMT2RGB

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書式
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オプション

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名前

gmt2rgb − グリッドファイル、生、又は Sun ラスタファイルを r/g/b グリッ ドに変換する

書式

gmt2rgb infile −Gtemplate [ −Ccptfile ] [ −F ] [ −Ixinc[m|c][/yinc[m|c]] ] [ −Llayer ] [ −Rxmin/xmax/ymin/ymax[r] ] [ −V ] [ −Wwidth/height[/n_bytes]

説明

gmt2rgb は 3 種類の入力ファイルを読む。 (1) Sun の 8-, 24-, 又は 32- ビ ットのラスタファイル。赤、緑、青の成分( 0-255 の範囲)を別々のグリッドフ ァイルに書き出す。ラスタファイルのヘッダは限られているので、 −R, −F, −I オ プションを使って完全なヘッダ行を設定することができる [デフォルトは単 純に行と列の数に基づく]。 (2) バイナリの 2 次元のグリッドファイル。与え ら れた cpt ファイルにより z の値を赤、緑、青に変換する。随意で、 r, g, b のレイヤのうちの 1 つだけを書き出すこともできる。 (3) RGB 又 は RGBA の 生ラスタファイル。生ラスタファイルにはヘッダがないので、 −W オプショ ンにより画像の大きさを与えなければならない。

infile

変換する (1) Sun ラスタファイル、 (2) 2 次元のバイナ リ グリッドファイル、又は (3) 生ラスタファイル。

−G

3 つの出力グリッド用の出力名のテンプレートを与える。テンプ レートは通常のグリッドファイルの名前であるが、出力におい て r, g, 又は b に置き換えられる文字列 %c を含まなければならない。

オプション

−C

カラーパレットテーブルの名前( 2 次元のバイナリ入力グリッド のみ)。

−F

画素保存にする[デフォルトは格子保存]。

−I

x_inc [及び随意で y_inc ] は格子間隔である。分を示すには m を、秒を示すには c を付けること。もし代わりに e, k, i, n のいず れかの単位が付け加えられれば、それぞれ刻み幅はメートル、キロ メ ー トル、マイル、海里のいずれかと見なされ、その領域の中央の緯度 における経度の等価な度単位に変換される(変換方法は ELLIPSOID に 依 存 す る )。もし /y_inc が与えられて 0 に設定されていれば、 /x_inc と同じ値に再設定され、そうでない場合は緯度の度に変換され る 。 もし = が付加されていたら、対応する最大の x (東) 又は y ( 北) が与えられた刻み幅にちょうど一致するように微調整される [ デ フォルトでは刻み幅は与えられた領域に合うように微調整される]。最 後に、刻み幅を与える代わりに、与えられた刻み幅に + を付加するこ と により、必要な格子点の数を指定することができる。刻み幅は格子 点の数と領域から再計算される。再計算される刻み幅は格子保存グ リ ッ ドか画素保存グリッドのどちらを選ぶかに依存する。詳細は付録 B を参照すること。

−L

指定したレイヤ (r, g, 又は b) のみ出力する [デフォルトで は 3 レイヤ全部を出力する]。

−R

xmin, xmax, ymin, ymax は対象とする領域を指定する。地理的領 域に対しては、これらの境界は西、東、南、北に対応し、小数値を 含 む度又は [+-]dd:mm[:ss.xxx][W|E|S|N] のフォーマットで指定できる 。東西南北の代わりに地図座標の左下と右上を使うときは r を付ける こ と 。 2 つの略号 −Rg −Rd は全球領域(それぞれ経度 0/360 又は -180/+180 と緯度 -90/+90 )を表す。暦時間座標系に対しては相対 時 間(選択された TIME_EPOCH に対して相対的で、選択された TIME_UNIT を単位とする。 t−JX|x に付けること)又は [date]T[clock] 形式 の絶対時刻(T−JX|x に付けること)のどちらかを与えることができ る。少なくとも dateclock のどちらかが存在していなければなら ない。 T は常に必要である。 date の文字列は [-]yyyy[-mm[-dd]] ( グレゴリオ暦)又は yyyy[-Www[-d]] (ISO 週暦)の形式でなければなら ない。 clock の文字列は hh:mm:ss[.xxx] の形式でなければならない 。区切り文字を利用する場合にはその型と位置が指定どおりでなけ れ ばならない(ただし入出力と描画フォーマットは変更可能である)。

−V

冗長モードを選択する。標準エラー出力に経過報告を送る[デフォ ルトでは「黙って」実行する]。

−W

生ラスタファイルの大きさを設定する。デフォルトでは RGB ファ イ ル( 3 バイト/画素)が想定されている。 RGBA ファイルについては n_bytes = 4 を使うこと。 RGB 生ファイルの画像の大きさを推測する には −W を、 RGBA 型の生画像のときは −W=/=/4 を使うこと。推測ア ルゴリズムに FFT を使用しているため、これは多少遅くなるので注意 。

カラーパレット topo.cpt を使って hawaii_grv.grd ファイルから r, g, b 成 分のグリッドを作る。

gmt2rgb hawaii_grv.grd −Ctopo.cpt −Ghawaii_grv_%c.grd

Sun ラスタ radiation.ras ファイルから赤の成分を出力する。

gmt2rgb radiation.ras −Lr −Gcomp_%c.grd

関連項目

gmtdefaults(l), GMT(l), grdedit(l), grdimage(l), grdmath(l), grdview(l)