名前

       grdlandmask - 海岸線データベースから"水陸"マスクグリッドファ
イルを作ります


概要

       grdlandmask    -Gmask_grd_file]    -Ixinc[m|c][/yinc[m|c]]
-Rwest/east/south/north[r] [
-Amin_area[/min_level/max_level] ] [ -Dresolution ] [ -F ]
[ -Nmaskvalues[o] ] [ -V ]


記述

       grdlandmask は選択した海岸線データベースを読んでその情報を
用いて指定したグリッドが陸地または水域のどちらに入るかを決
めます。選択した領域と格子間隔によって定義される格子点は2つ
の基準のうちの1つによって設定されます: (1) 陸地 vs 水域、ま
たは (2) より詳しい(階層的な)海洋 vs 陸地 vs 湖 vs 島 vs 池。
結果のマスクグリッドファイルは後で grdmath を含む操作にお
いてデータを陸地[または水域]から除外するのに用いることがで
きます。

-G 結果の出力マスクグリッドファイルの名前。

-I x_inc [およびオプションで y_inc ]はグリッド間隔です。
分を示すには m を、秒を示すには c を付け加えてくだ
さい。

-R west, east, south, north は興味のある領域を特定し
ます。度と分[と秒]で境界を特定するには、dd:mm[:ss]
のフォーマットを使ってください。wesnの代わりに左下
と右上のマップ座標を使うときは r を付け加えてくださ
い。


オプション

       -A     min_area (km^2) より狭い面積の部分や、階層的に
 min_level より低いレベルと、 max_level より高いレベ
ルの部分は無視されます[デフォルトは 0/0/4 (すべて)]。
詳細は pscoast のデータベース情報を参照してください。

-D 用いるデータセットの解像度を選択します((f)ull、(h)igh、
 (i)ntermediate、(l)ow、(c)rude)。データセットの間で
解像度は80%下がります[デフォルトは l です]。異なる解
像度を選択したとき、海岸線が細かい部分で異なるために、
ある解像度を用いて作成したマスクファイルの格子点が内
部[または外部]に残るかどうかは保証されないので注意し
てください。

-F ピクセルレジストレーションにします[デフォルトはグリ
ッドレジストレーション]。

-N 格子点に割り当てる値を設定します。値は文字列 NaN を
含む任意の数にすることができます。o を付けるとちょう
ど境界上に位置する格子点は外部として扱われます[デフ
ォルトでは内側]。この情報は2つのフォーマットのうちの
1つを用いて指定します:
-Nwet/dry.
-Nocean/land/lake/island/pond.
[デフォルトは 0/1/0/1/0 (すなわち 0/1)]。

-V 冗長モードを選択します。標準エラー出力に経過報告を
送ります[デフォルトでは"静かに"走ります]。


用例

       高解像度のデータセットを用いて、陸地のすべての格子点を NaN
 に、水域の格子点を 1 に設定します。

grdlandmask -R-60/-40/-40/-30 -Dh -I5m -N1/NaN
-Gland_mask.grd -V 低解像度データに基づいた格子点の階層的レベルの1×1度のグロ
ーバルなグリッドを作成します。 grdlandmask -R0/360/-90/90 -Dl -I1 -N0/1/2/3/4
-Glevels.grd -V

関連事項

       gmt(l),  grdmath(l),  grdclip(l),  psmask(l),   psclip(l),
pscoast(l)



1 May 2003 GRDLANDMASK(l)

Man(1) output converted with man2html