名前
gmtdefaults - 現在の GMT のデフォルトを表示します
概要
gmtdefaults -D[u|s] | -L
記述
gmtdefaults はオプション -D を用いたとき GMT のパラメータ
のデフォルトを表示します。設定の一部を変更するには、ホーム
またはカレントディレクトリのファイル .gmtdefaults をテキス
トエディタで編集します。このファイルがホームまたはカレント
ディレクトリにないときは、 gmtdefaults -D > ~/.gmtdefaults
を実行してシステムの設定を書き出します。 GMT はデフォルトの
値を US または SI 単位で与えることができます。これは GMT の
シェアディレクトリの gmt.conf ファイルの内容によって決まり
ます。
-D システムの GMT のデフォルトを標準出力に書き出します。
u を付けると US のデフォルト、 s を付けると SI のデ
フォルトになります[ -D だけのときは gmt.conf の現在
の選択を与えます].
-L ユーザの現在のアクティブなデフォルトを標準出力に書き
出します。
GMT のパラメータ
以下は GMT でユーザによる定義が可能な 58 個のパラメータのリ
ストです。パラメータの名前は常に大文字で与えられます。パラ
メータの値は特に断らない限りは大文字・小文字の区別はされま
せん。システムのデフォルトは括弧 [ ] で与えられています。
* マークがあるものはコマンドラインでも設定できます(対応する
オプションは丸括弧で与えられています)。下のデフォルトの距離
や長さは cm とインチの両方で与えられていることに注意してく
ださい; 選んだデフォルトの値はデフォルトの単位の選択に依存
します( MEASURE_UNIT 参照)。 c (cm), i (インチ), m (メート
ル)または p (ポイント)を付けることにより距離や長さに用いる
単位を明示的に設定することができます。単位を指定しないとき
は、値の単位は MEASURE_UNIT で設定されている単位であると見
なされます。プリンタの解像度 DOTS_PR_INCH は常に1インチあた
りのドット数またはピクセル数であることに注意してください。
いくつかのパラメータは TRUE か FALSE のどちらかの値しか取り
ません。
ANOT_MIN_ANGLE
マップの枠と目盛りの文字の基線との間の角度がこの最小
値(度)よりも小さいとき、目盛りの文字はプロットされま
せん(これはある斜め投影の場合に起こることがあります)。
値は 0-90 の範囲で与えます[20]。
ANOT_MIN_SPACING
目盛りの文字の間隔がこの最短距離よりも短くなるとき、
目盛りの文字はプロットされません(これはある斜め投影
の場合に起こることがあります)[0]。
ANOT_FONT
目盛りの文字などに用いられるフォント[Helvetica]。フォ
ント番号またはフォント名(大文字・小文字の区別あり!)
のどちらかを指定します。39種類のフォントが利用できま
す:
0 Helvetica
1 Helvetica-Bold
2 Helvetica-Oblique
3 Helvetica-BoldOblique
4 Times-Roman
5 Times-Bold
6 Times-Italic
7 Times-BoldItalic
8 Courier
9 Courier-Bold
10 Courier-Oblique
11 Courier-BoldOblique
12 Symbol
13 AvantGarde-Book
14 AvantGarde-BookOblique
15 AvantGarde-Demi
16 AvantGarde-DemiOblique
17 Bookman-Demi
18 Bookman-DemiItalic
19 Bookman-Light
20 Bookman-LightItalic
21 Helvetica-Narrow
22 Helvetica-Narrow-Bold
23 Helvetica-Narrow-Oblique
24 Helvetica-Narrow-BoldOblique
25 NewCenturySchlbk-Roman
26 NewCenturySchlbk-Italic
27 NewCenturySchlbk-Bold
28 NewCenturySchlbk-BoldItalic
29 Palatino-Roman
30 Palatino-Italic
31 Palatino-Bold
32 Palatino-BoldItalic
33 ZapfChancery-MediumItalic
34 ZapfDingbats
35 Ryumin-Light-EUC-H
36 Ryumin-Light-EUC-V
37 GothicBBB-Medium-EUC-H
38 GothicBBB-Medium-EUC-V
ANOT_FONT_SIZE
目盛りの文字に使われるフォントのサイズ(> 0)をポイン
トで指定します[14]。
ANOT_OFFSET
目盛りと目盛りの文字の間隔[0.2c (または 0.075i)]。
負の値にすると文字がマップの枠の内側に入ります。
BASEMAP_AXES
どの軸を描き、また目盛りの文字を付けるかを設定しま
す。大文字・小文字の区別があります: 大文字の場合は軸
と目盛りの文字の両方が描かれ、小文字の場合は軸だけが
描かれます[WESN]。
BASEMAP_FRAME_RGB
マップの枠と目盛りの色です。赤/緑/青の形式で、それぞ
れ 0-255 の範囲の数字を与えます[0/0/0] (黒)。
BASEMAP_TYPE
plain または fancy (白と黒の太い枠)のどちらかを選び
ます[ fancy ]。いくつかのマップ投影(斜めメルカトル等)
では、 fancy がデフォルトで設定されていても、 plain
が唯一のオプションとなります。一般に、 fancy は投影
された x と y の方向が経度と緯度の方向に平行なときだ
け適用されます(長方形投影、極投影等)。
COLOR_BACKGROUND
画像の背景に使われる色です(すなわち、 z < カラーテー
ブルの最小値のとき)。赤/緑/青の形式で、それぞれ 0-255
の範囲の数字を与えます[0/0/0] (黒)。
COLOR_FOREGROUND
画像の前景に使われる色です(すなわち、 z > カラーテー
ブルの最大値のとき)。赤/緑/青の形式で、それぞれ 0-255
の範囲の数字を与えます[255/255/255] (白)。
COLOR_IMAGE
ビットマップのカラー画像を与えるときに用いるオペレー
タを選択します。一部の PostScript にはカラー画像のオ
ペレータが用意されていないため、 GMT では2つの異なる
オプションを提供しています:
adobe (Adobeのカラー画像の定義)[デフォルト]
tiles (画像をたくさんの長方形として描く)
COLOR_MODEL
カラーパレットファイルに含まれるのが rgb 値( 0-255
の範囲の r,g,b) か HSV 値 (h = 0-360, s,v は 0-1 の
範囲) か選択します[rgb]。
COLOR_NAN
画像が定義されていない範囲に用いられる色です(すなわ
ち z == NaN の範囲)。赤/緑/青の形式で、それぞれ 0-255
の範囲の数字を与えます[128/128/128] (灰色)。
D_FORMAT
倍精度の浮動小数点数値を出力するときのフォーマット
(C言語シンタックス)です。 'g' タイプのフォーマットで
ないときは、そのフォーマットは目盛りに直接使われます
[%lg]。
DEGREE_FORMAT
マップの枠に目盛りを付けるときに使われる出力フォー
マットです。12種類のフォーマットの中から選びます:
0 経度は0から360まで、緯度は-90から90まで
[デフォルト]。
1 経度は-180から180まで、緯度は-90から90ま
で。
2 経度は0から180まで、緯度は0から90まで。
3 2と同じだが、適切な文字 W, E, S, N を付け
る。
4 0と同じだが、度分秒の代わりに小数の度にす
る。
5 1と同じだが、度分秒の代わりに小数の度にす
る。
6 4と同じだが、適切な文字 W, E, S, N を付け
る。
7 5と同じだが、適切な文字 W, E, S, N を付け
る。
8 0と同じだが、度分秒の代わりに小数の分にす
る。
9 1と同じだが、度分秒の代わりに度と小数の分
にする。
10 2と同じだが、度分秒の代わりに度と小数の分
にする。
11 3と同じだが、度分秒の代わりに度と小数の分
にする。
これらの値に100を加えると大きな度の記号(8進数で217)
になります[デフォルトは小さな度の記号(8進数で312)]。
DOTS_PR_INCH
描画デバイスの解像度(dpi)。できるだけコンパクトにす
るために、 GMT の PostScript 出力では整数フォーマッ
トだけを使って、解像度が使用する出力デバイスが何であ
るかに依存して設定されるようにしています。例えば、
300 を用いて出力を Linotype 300 写真植字機 (2470 dpi)
に送っても大きな解像度の利点はありません(すなわち、
ページ上の位置決めと線の太さは 1/300 インチ刻みでし
か行われません; もちろん、文字はより滑らかに見えます)
[300]。
ELLIPSOID
マップ投影に用いる(大文字・小文字の区別がある)回転楕
円体の名前[WGS-84]。下から選びます。
WGS-84 1984 World Geodetic System (世界測地系)
GRS-80 1980 International Geodetic Reference System
(国際標準測地系)
WGS-72 1972 World Geodetic System (世界測地系)
WGS-66 1966 World Geodetic System (世界測地系)
Australian 1965 南半球で使用
Krassovsky 1940 旧ソ連で使用
International 1924 世界中で使用
Hayford-1909 1909 International 1924 と同じ
Clarke-1880 1880 アフリカの大部分、フランス
Clarke-1866 1866 北米、フィリピン
Airy 1830 英国
Bessel 1841 中央ヨーロッパ、チリ、インドネシア
Everest 1830 インド、ビルマ、パキスタン、アフガニス
タン、タイ等
Sphere 1980 GRS-80 の平均半径(球殻/プレートテクトニ
クスへの応用のため)
いくつかのグローバル投影では、 GMT は回転楕円体が選
択されていてもデフォルトで GRS-80 Sphere を用います。
このようなときには警告が出されます。ここに挙げられて
いるのとは違う回転楕円体の名前が与えられると、 GMT
はこの名前をファイルとして開こうとします。そしてその
ファイルから回転楕円体の名前、年、長径(m)、短径(m)、
扁平率を最初の行から読もうとします。これらのフィール
ドは(カンマでなく)空白で区切られていなければなりませ
ん。このようにしてカスタムの回転楕円体(例えば他の惑
星に使うときなど)を使うことができます。
FRAME_PEN
plain のマップの枠を描くのに使われるペンの太さを dpi
またはポイント(pを付ける)で設定します[5]。
FRAME_WIDTH
fancy のマップの枠の幅(> 0)[0.2c (または 0.075i)]。
GLOBAL_X_SCALE
描画座標に適用されるグローバルな x のスケール(> 0)を
描画前に設定します。通常全体の出力を特定の高さ/幅に
フィットさせるために使われます[1.0]。
GLOBAL_Y_SCALE
同じですが、 y 座標用です[1.0]。
GRID_CROSS_SIZE
経線と緯線の交点に描かれる十字のサイズ(>= 0)です。0
は代わりに連続的なグリッド線を引くことを意味します
[0]。
GRID_PEN
グリッド線を描くのに使われるペンの太さを dpi または
ポイント(pを付ける)で設定します[1]。
GRIDFILE_SHORTHAND
もし TRUE なら、すべてのグリッドファイルの名前を GMT
Technical Reference and Cookbook の Section 4.17 で
議論されているファイルの拡張コードの短縮形を用いてい
るかどうか検査します。もし FALSE なら、ファイル名の
展開は行われません[FALSE]。
HEADER_FONT
ヘッダをプロットするときに用いるフォント。利用可能な
フォントは ANOT_FONT 参照[Helvetica]。
HEADER_FONT_SIZE
ヘッダのフォントサイズ(> 0)をポイントで[36]。
HSV_MIN_SATURATION
最も負の強度の値に割り当てられる飽和最小値(0-1)
[1.0]。
HSV_MAX_SATURATION
最も正の強度の値に割り当てられる飽和最大値(0-1)
[0.1]。
HSV_MIN_VALUE
最も負の強度の値に割り当てられる最小値(0-1) [0.3]。
HSV_MAX_VALUE
最も正の強度の値に割り当てられる最大値(0-1) [1.0]。
INTERPOLANT
様々なプログラムにおける 1-D の内挿に用いるスキーム
を直線(linear)、秋間スプライン(akima)、自然3次スプラ
イン(cubic)の中から選びます[akima]。
IO_HEADER * (-H)
入出力の ASCII ファイルにヘッダレコードがあるかない
か指定します[FALSE]。
N_HEADER_RECS
-H がオンになっているとき何行のヘッダレコードがある
か指定します[1]。
LABEL_FONT
軸の下にプロットするラベルに使うフォント。利用可能な
フォントは ANOT_FONT 参照[Helvetica]。
LABEL_FONT_SIZE
ラベルのフォントサイズ(> 0)をポイントで[24].
LINE_STEP
曲線を描くときの個々の直線部分の長さの最大値(> 0)を
決めます[0.025c (または 0.01i)]。
MAP_SCALE_FACTOR
平射方位図法や横メルカトル図法に用いる中央スケール
ファクター(> 0)を設定します。一般的に、領域の歪みを
最小限にするため 0.9996 に設定されます[0.9996]。
MAP_SCALE_HEIGHT
様々なプログラムで描かれるマップのスケールバーの高さ
(> 0)を設定します[0.2c (または 0.075i)]。
MEASURE_UNIT
単位長さを設定します。 cm, インチ, m, ポイントから選
びます[cm]。印刷業界ではしばしば1ポイントは 1/72.27
インチと定義されていますが、 GMT では 1/72 インチと
定義されていることに注意してください( PostScript の
定義)。世界標準の定義というものはありません。
N_COPIES * (-c)
作成する図の枚数[1]。
OBLIQUE_ANOTATION
この整数は 5 ビットのフラッグの和です(これらの多くは
斜め投影にのみ関連します): ビット 1 が設定されると
(1)、グリッド線がマップの枠と交わる点に目盛りが打た
れ、設定されなければ経度が上下の枠にだけ打たれ、緯度
が左右の枠にだけ打たれます。ビット 2 が設定されると、
(2)、経度の目盛りが水平に打たれます。ビット 3 が設定
されると(4)、緯度の目盛りが水平に打たれます。ビット
4 が設定されると(8)、斜めのケバが指定した tick_length
に等しくなるように投影されます。ビット 5 が設定され
ると(16)、ケバはグリッド線の角度によらず枠に垂直に描
かれます。これらの組合せを設定するには、丸括弧の値を
合算します[1]。
PAGE_COLOR
画像の背景、すなわち紙の色を設定します。赤/緑/青の形
式で、それぞれ 0-255 の範囲の数字を与えます
[255/255/255] (白)。
PAGE_ORIENTATION * (-P)
ページの向きを設定します。 portrait または landscape
を選択します[landscape]。
PAPER_MEDIA
現在のプロット用紙の物理的フォーマットを設定します
[A4]。以下のフォーマット(およびそのポイント値の幅と
高さ)が認識されます(追加の地域特有のフォーマットは
$GMTHOME/share にある gmtmedia.d ファイルで指定でき
ます; 詳細はそのファイルを参照):
メディア 幅 高さ
A0 2380 3368
A1 1684 2380
A2 1190 1684
A3 842 1190
A4 595 842
A5 421 595
A6 297 421
A7 210 297
A8 148 210
A9 105 148
A10 74 105
B0 2836 4008
B1 2004 2836
B2 1418 2004
B3 1002 1418
B4 709 1002
B5 501 709
archA 648 864
archB 864 1296
archC 1296 1728
archD 1728 2592
archE 2592 3456
flsa 612 936
halfletter 396 612
note 540 720
letter 612 792
legal 612 1008
11x17 792 1224
ledger 1224 792
プリンタに用紙の手差しを要求するときは、 '-' をメ
ディア名に付けます。例えば、 A3- とするとユーザは A3
用紙をプリンタの手差しスロットに挿入しなければなりま
せん。 EPS ファイルを作成していることを示すには、 '+'
をメディア名に付けます。すると、 GMT はタイトなバウ
ンディングボックスを作ろうとします[デフォルトは用紙
の大きさ]。
PSIMAGE_FORMAT
PostScript で作られる画像が16進数 (すなわち ascii)
とバイナリフォーマットのどちらを使うかを決めます。
後者は半分のスペースしか使わず早く実行されますが一部
の、特にシリアルポートのプリンタを詰まらせることがあ
ります。 hex または bin を選びます[hex]。
TICK_LENGTH
ケバの長さ。普通、ケバはマップの枠の外側に描かれま
す。内側にケバを描くには、負の tick_length を選びま
す[0.2c (または 0.075i)]。
TICK_PEN
dpi 単位またはポイント(pを付ける)でケバに使うペンの
太さを指定します[2]。
UNIX_TIME * (-U)
UNIX のシステムのタイムスタンプを左下隅にプロットす
るかどうかを指定します[FALSE]。
UNIX_TIME_POS * (-U)
現在の図の左下隅に対する UNIX タイムスタンプの相対的
な位置を設定します[-2c/-2c (または -0.75i/-0.75i)]。
VECTOR_SHAPE
ベクトルの頭の形を決めます。普通は(すなわち
vector_shape = 0 のとき)、頭は三角になりますが、矢印
に変えることができます(1)。中間の設定はその間のものを
与えます[0]。
VERBOSE * (-V)
GMT のプログラムが実行時の情報を表示するか静かに実行
するかを決めます[FALSE]。
WANT_EURO_FONT
GMT の PostScript の出力がアクセントが付いたヨーロッ
パの文字用のフォントの再コード化を含むかどうかを決め
ます。詳細は Cookbook section 4.16 と Appendix H を
参照[TRUE]。
X_AXIS_LENGTH
x 軸のデフォルトの長さ(> 0)を設定します[25c (または
9i)]。
Y_AXIS_LENGTH
x 軸のデフォルトの長さ(> 0)を設定します[15c (または
6i)]。
X_ORIGIN * (-X)
新しい図に対する用紙の原点の x 座標を設定します[2.5c
(または 1i)]。上書きに対しては、デフォルトのオフセッ
トは 0 になります。
Y_ORIGIN * (-Y)
新しい図に対する用紙の原点の y 座標を設定します[2.5c
(または 1i)]。上書きに対しては、デフォルトのオフセッ
トは 0 になります。
XY_TOGGLE * (-:)
入力ファイルの最初の2列に予想される(経度,緯度)または
(x,y)でなく(緯度,経度)または(y,x)が含まれているとき
に設定します[FALSE]。
Y_AXIS_TYPE
y 軸の目盛りを(線形図法に対して)水平にプロットするか
(hor_text)か垂直にプロットするか(ver_text)決めます
[hor_text]。
用例
ホームディレクトリの GMT のパラメータのデフォルトの写しを得
るには次のように実行します。
gmtdefaults -D > ~/.gmtdefaults
ここから好きなテキストエディタを使ってこのファイルを編集して
設定を変えたり、 gmtset を用いてコマンドラインで特定のパラ
メータを変更したりすることができます。
バグ
.gmtdefaults ファイルにタイプミスがあると、警告が出て、間違
えたパラメータについては GMT のデフォルトが使われます。
関連事項
gmt(l), gmtset(l)
1 May 2003 GMTDEFAULTS(l)
Man(1) output converted with
man2html