名前

       grdinfo - 2-D グリッドファイルの内容に関する情報を閲覧します


概要

       grdinfo grdfiles [ -C ] [ -D ] [ -F ] [ -L1 ] [ -L2 ] [ -M
       ] [ -V ]


記述

       grdinfo は 2-D バイナリグリッドファイルを読んで、グリッド
ファイルの (x,y,z) データについての様々な統計的情報を報告し
ます。出力される情報には、 x, y, z の最大・最小値、 z の最
大・最小の位置、 x および y の刻み幅、 x および y の格子点
の数、[オプションで] z の 平均値、標準偏差、メディアン、L1
 スケール、 NaN に設定された格子点の数があります。

grdfile 1つまたは複数の 2-D グリッドファイルの名前。

オプション

       オプションフラッグとそれに付属する記述の間にスペースを入れ
てはいけません。

-C 単一の行にタブで区切ったフィールドを用いてレポートを
フォーマットします。出力は w e s n z0 z1 dx dy nx ny
 [x0 y0 x1 y1] [med scale] [mean std rms] [n_nan] とな
ります。括弧内のデータは対応するそれぞれのオプション
 -M, -L1, -L2, -M が使われたときのみ出力されます。
-D グリッドドメインと x/y の刻み幅を dd:mm:ss[.fff] の
表記法を用いて報告します[デフォルトは十進数]。 -C
 オプションには適用できません。

-F グリッドドメインと x/y の刻み幅を 世界地図フォーマッ
トで報告します[デフォルトは汎用]。 -C オプションには
適用できません。

-L1 z のメディアンと L1 スケールを報告します
( L1 スケール = 1.4826 * メディアン絶対偏差 (MAD))。

-L2 z の平均値と標準偏差を報告します。

-M z の最大・最小の位置を見つけて報告し、 NaN に設定さ
れた格子点の数を数えてもしあれば報告します。

-V 冗長モードを選択します。標準エラー出力に経過報告を
送ります[デフォルトでは"静かに"走ります]。


用例

       ファイル hawaii_topo.grd のデータセットについてのすべての情
報を得るには次のようにします。

grdinfo -L1 -L2 -M hawaii_topo.grd


関連事項

       gmt(l), grd2cpt(l), grd2xyz(l), grdedit(l)



1 May 2003 GRDINFO(l)

Man(1) output converted with man2html