名前

       makecpt - GMT のカラーパレットテーブルを作ります


概要

       makecpt [ -Ctable ] [ -I ] [ -Tz0/z1/dz | -Tztable] [ -V ]
[ -Z ]


記述

       makecpt はカラーパレットテーブル( cpt ファイル)を作るのを
手伝うユーティリティです。コンター間隔の等距離のセットを定
義するか、独自の z テーブルを通して、既存のマスター cpt
ファイルに基づいて新しい cpt ファイルを作ります。結果の cpt
ファイルは、マスター cpt に対して逆順にしたり、連続的また
は離散的にすることができます。


オプション

       -C     内挿に用いるマスターカラーテーブル table を選択しま
す。内蔵のテーブル( makecpt と打つと一覧を見ること
ができます)の中から選ぶか、または既存の cpt ファイル
の名前を与えます[デフォルトは rainbow cpt ファイル]。

-I マスター cpt ファイルの色の順番を逆にします。

-T z の最大・最小値と間隔を与えることにより新しい cpt
 ファイルの範囲を定義します。代わりに、レコードごとに
1つの z の値を含む ASCII ファイルの名前を与えること
もできます。与えないときは、マスター cpt ファイルの
範囲がそのまま使われます。

-V 冗長モードを選択します。標準エラー出力に経過報告を
送ります[デフォルトでは"静かに"走ります]。

 -Z 連続的な cpt ファイルを作ります[デフォルトは不連続、
すなわち各インターバルに一定の色が割り当てられます]。


用例

       青・白・赤の polar カラーテーブルを使って、z の値が -200
 から 200 までで、色が 25 ごとに非連続的に変わるような cpt
 ファイルを作ります。

makecpt -Cpolar -T-200/200/25 > colors.cpt

z が -2 から 6 まで 1 づつ変化する等距離の cpt ファイル
を、デフォルトの rainbow の色を連続的に用いて作ります。

makecpt -T-2/6/1 -Z > rainbow.cpt

海底地形用の GEBCO 風の cpt ファイルを作ります。

makecpt -Cgebco > my_gebco.cpt


バグ

       makecpt は個人のディレクトリにある既存の .cpt ファイルから
の内挿も行うため、一覧にある cpt の名前を出力ファイル名とし
て使うことはできません; そのため用例では my_gebco.cpt とし
ています。


関連事項

       gmt(l), grd2cpt(l)



1 May 2003 MAKECPT(l)

Man(1) output converted with man2html