名前

       grdcut - グリッドファイルからサブ領域を取り出します


概要

       grdcut           input_file.grd          -Goutput_file.grd
       -Rwest/east/south/north[r] [ -V ]


記述

       grdcut は新しい output_file.grd ファイルを input_file.grd
 のサブ領域として作り出します。サブ領域は他のプログラムと同じ
ように -Rwest/east/south/north で指定されます; 指定した範囲
input_file.grd の範囲を超えてはいけません。もし疑わしけれ
ば、 grdinfo を実行して範囲を確認してください。 grdcut
相補的に grdpaste があり、これは共通の縁に沿って2つのグリッ
ドファイルをつなぎ合わせるものです。

input_file.grd これは入力の .grd フォーマットファイルです。

-Goutput_file.grd
これは出力の .grd フォーマットファイルです。

-R west, east, south, north は興味のある領域を特定し
ます。度と分[と秒]で境界を特定するには、dd:mm[:ss]
のフォーマットを使ってください。wesnの代わりに左下
と右上のマップ座標を使うときは r を付け加えてくださ
い。これは切り出すサブ領域を定義します。


オプション

       -V     冗長モードを選択します。標準エラー出力に経過報告を
送ります[デフォルトでは"静かに"走ります]。


用例

       surface を船上重力に対して 148E - 162E および 8N - 32N の
範囲で用いたとして、周縁部のグリッディングを信頼しないとき、
150E - 160E および 10N - 30N の範囲だけを保持するには次のよ
うにします:

grdcut grav_148_162_8_32.grd -Ggrav_150_160_10_30.grd
-R150/160/10/30 -V

関連事項

       grdpaste(l), grdinfo(l), gmt(l)



1 May 2003 GRDCUT(l)

Man(1) output converted with man2html